動物の名称から作られたロシア語の動詞15選
1.Тюленить(tyulenit’)← тюлень(tyulen’)(アザラシ)
休息すること、何もしないで過ごすこと。
この動詞は、海岸でくつろいで時を過ごす愛らしい鰭脚類、すなわちアザラシに由来する。アザラシが海から上がるのは、体力を回復し、子を産み育てるためだ。そして、写真家のためにポーズを取るためでもある。
2.Бычить(bychit’)← бык(byk)(雄牛)
攻撃的な態度をとること。
この語を聞けば、雄牛がマジメな動物であり、怒れば怖いことがすぐ思い起こされる。相手をにらみつける人間も、それと同じだ。
3.Петушиться(petushit'sya)← петух(petukh)(雄鶏)
向こう見ずに突っかかること、わざわざ厄介ごとを招くこと。
4.Съежиться(s"yezhit'sya)← ёж(yozh)(ハリネズミ)
身を縮めること。
危険が迫ると、ハリネズミは身を丸め、針のある球になる。人間もまた、危険を前にすると身を縮める。
5.Моржевать(morzhevat’)← морж(morzh)(セイウチ)
よく知られているように、セイウチにとって低温は妨げにならない。彼らは北極周辺の冷たい海に生息している。そこで、冬に泳ぐことを好む人々も「セイウチ」と呼ばれるようになった。
6.Хомячить(khomyachit’)← хомяк(khomyak)(ハムスター)
この小動物が餌を頬袋にため込むように、むさぼるように食べること、あるいは将来に備えて蓄えを作ること。
7.Собачиться(sobachit'sya)← собака(sobaka)(犬)
互いを非難しながら、できるだけ大声で口論すること。周囲の人すべてに聞こえるくらいの声で、つまらないことで喧嘩を始めること。
8.Обезьянничать(obez’yanichat’)← обезьяна(obez’yana)(サル)
いわゆる「サル真似をする」こと。
サルは人間の動作を真似することができる。他人の服装、歩き方、あるいは表情などを、考えもなく模倣して再現する振る舞いは、「サル真似」と呼ばれる。この動詞は、そうした行為に対する皮肉、非難の気持ちを強調するために用いられる。
9.Насвинячить(nasvinyachit’)← свинья(svin’ya)(ブタ)
散らかし放題にすること。
10.Насвинячиться(nasvinyachit'sya)← свинья(svin’ya)(ブタ)
痛飲し酔態をさらすこと。
これも一種の乱雑さ、無秩序だが、比喩的な意味だ。明らかに酒を飲みすぎた人について、このように言う。
11.Телиться(telit'sya)← телёнок(telyonok)(子牛)
何かをしようとするまでに非常に長く時間をかけること。急がず、すべてを後回しにすること。
12.Крыситься(krysit'sya)← крыса(krysa)(ネズミ)
腹を立て、誰かに対して攻撃的な態度を示すこと。
13.Крысятничать(krysyatnichat’)← крыса(krysa)(ネズミ)
ここでも、動物は同じでも、その名称から作られた語は異なる。この場合、「крысятничать」という動詞は、何かを隠したり、人目を忍んで卑劣なことをしたりする状況を表す。
14.Осоловеть(osolovet’)← соловей(solovey)(ナイチンゲール)
気が緩み、半ば眠っているような状態になること。
ダーリの辞書『大ロシア語詳解辞典』では、この状態は「осоветь」、すなわち半ば失神した状態にあること、と説明されている。また「соловый」という語は、たとえば酔っている人のような、濁った目つきを表す際に用いられた。
15.Шакалить(shakalit’)← шакал(shakal)(ジャッカル)
物乞いをすること、何かをあさり回ること。この語は、何かを盗む者についても用いられる。