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ロシアに「終末ラジオ」があることをご存知?

キラ・リシツカヤ(写真:Legion Media; cyano66, MicroStockHub/Getty Images)
この謎めいたラジオ局は、ロシア国内だけでなく海外でも多くの人々を不安にさせている。そして、なぜ作られたのか、何を放送しているのかを本当に知っている人はほとんどいない…

 歌も音楽もない。DJもいない。ラジオ局「UVB-76」(УВБ-76)はほぼ24時間、機械的なブザー音を放送しており、時折ロシア語の音声メッセージが流れる。アナウンサーは支離滅裂なフレーズを話し、文字の羅列でしかないこともある。

 この謎のラジオ局は、1970年代から、4625kHz(キロヘルツ)で放送されている。何を放送しているのか、なぜ放送しているのかは誰も知らない。分かっているのは、この局がロシア軍と関係があり、モスクワ州から放送しているということだけだ。

 このラジオ局は、軍のバックアップ通信チャネルとして、あるいは戦闘態勢の確認に使用されているという推測もある。最も有力な説は、UVB-76が核攻撃自動対応システム「ペリメーター(境界線)」の一部であるというものだ。 

 これによると、敵が核兵器を使用し、ロシアの軍事・政治指導部を壊滅させた場合、4625kHzのブザー音は突然停止し、UVB が自動的に核戦力の部隊に報復命令を出すという。これが「終末ラジオ」という通称の由来だ。 

 国家院(下院)内委員会のアンドレイ・カルタポロフ委員長は、パルラメンツカヤ・ガゼータ紙(議会新聞)のインタビューで、この説を否定した。

 「UVB-76は、システム『ペリメーター』とも、核シールドシステム全般とも、一切関係がない。この無線局には、独自の機能と重要な任務があるが、核抑止力とは無関係だ」。しかし、彼はその実際の任務については明かさなかった。