ロシア、大統領令で中国人のビザなし入国を承認
2026年9月14日まで最長30日間滞在が可能に
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、中国国民のロシアへのビザなし入国を認める大統領令に署名した。文書は法務情報ポータルに掲載され、両国間の人道交流を大幅に促進する制度的基盤となる。
新制度は2025年12月1日に発効し、2026年9月14日まで適用される。中国国民は、以下の目的に限り、最長30日間のビザなし滞在が認められる。
- 観光・親族訪問
- ビジネス交渉
- 科学・文化・スポーツ・社会的イベントへの参加
- トランジット(乗り継ぎ)
一方、就労目的(記者活動を含む)や教育目的の入国は対象外とされた。
中国は今年9月、ロシア国民を対象に、1年間有効の30日間ビザ免除制度を一方的に導入している。ロシアの今回の措置は、これに応じて相互主義的なビザ免除体制を整備するものとみられ、両国関係の一層の強化を示す動きといえる。