ムルマンスクから230㌖の距離に、アフリカンダという暑そうな名の集落が存在

ムルマンスクから230㌖の距離に、アフリカンダという暑そうな名の集落が存在
Russia Beyond (Vyacheslav Lobanov (CC BY 3.0); Google maps)

 およそ北方に似つかわしくない地名だが、最も有力な説によると、夏の暑い日に決められた名称である、というものだ。

ムルマンスクから230㌖の距離に、アフリカンダという暑そうな名の集落が存在
Vyacheslav Lobanov (CC BY 3.0)

 北方の暑さをアフリカのそれと比べた者がいて、冗談でフィン=ウゴル系言語の語根「カンダ」をくっつけたらしい。近隣には、鉄道駅「オフトカンダ」もある。

ムルマンスクから230㌖の距離に、アフリカンダという暑そうな名の集落が存在
Morozet's 2001 (CC BY-SA 4.0)

 集落の周辺は、天然資源の宝庫だ。1935年にはこの地でチタン、ニオブ、タンタル、放射性トリウム、レアアースなどが確認された。また、Afrikanditeと名付けられた岩石の他、4つの鉱物も新たに発見されている。

ムルマンスクから230㌖の距離に、アフリカンダという暑そうな名の集落が存在
Vyacheslav Lobanov (CC BY 3.0)

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