ロシア語の与格とは何か?

chendongshan / Getty Images
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“Дательный падеж”(「与格」)は、一連の品詞に見られる文法上の形態で、動作・行為が誰、あるいは何に向けられているかを示し、“кому?”(誰に?)または “чему?”(何に?)という問いに答えるものだ。

 こんにちは、親愛なる学生の皆さん。「падежи」(格)はロシア語文法のなかでも最も難しい規則の一つなので、一緒に理解していこう。

 簡単に確認しておくと、格とは、一連の品詞が文の中で果たす役割を定め、それら相互の関係を表し、発話の意味を伝える文法カテゴリーだ。ほかの言語では、語順がしばしばこの役割を担っている。

 格は、「имена существительные」(名詞)、「местоимения」(代名詞)、そしてそれらに「依存」する 「прилагательные」(形容詞)、「числительные」(数詞)、「причастия」(形動詞)に適用される。これらは、格に従って「склоняются」(格変化する)。つまり、語の語尾が変化するのだ。

 ロシア語には全部で6つの格がある。主格についてはこちらを、生格についてはこちらを読んでほしい。では今度は、「дательный падеж」(与格)について話そう。

与格は何を表すのか?

 与格は、動作・行為が向けられる相手・対象を示す。格を確認するには、同じ語源の動詞である “дать”(与える)から分かる。たとえば、“дать коту [еду]”(猫に[餌を]与える)。ここでは “коту”(猫に)が与格になる。

 このような「誰かに向けられる」一連の動詞がある。たとえば、писать(書く)、звонить(電話する)、отвечать(答える)、помогать(助ける)、нравиться кому-то(誰かに気に入る)などだ。

 与格は、名詞と代名詞の場合には “кому? чему?”(誰に?何に?)という問いに、形容詞と形動詞の場合には “какому? какой? какому? каким?”(どのような?どれに?)という問いに、数詞の場合には “скольким?”(いくつに?何人に?)という問いに答える。

 与格とともにしばしば用いられる前置詞には、к、по がある。また、場合によっては “вопреки”(〜に反して)、“наперекор”(〜に逆らって)、“согласно”(〜に従って)も用いられる。

 以下の名詞は、3通りのタイプの格変化をする。それらの名詞が与格でどのような形になるかを示した。 

 

単数

複数

格変化の第1の型
(男性名詞と女性名詞)

-e/-и (сестре, папе, молнии)

-ам/-ям (сёстрам, папам, молниям)

格変化の第2の型
(男性名詞と中性名詞)

 

-у/-ю (другу, коню, врачу

-ам/-ям (друзьям, коням, врачам)

格変化の第3の型
(女性名詞)

-и (дочери

-ям (дочерям)

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