1992年のロシアの様子(写真特集)
ソ連が崩壊し、ロシアは新たな時代に突入した。多くの変化が起こり世界の国々に扉が開かれ、誰もが、新しいよりよい生活への希望を持った。
1992年にモスクワで連邦条例が署名され、ロシア連邦という89の連邦構成単位(合併や再構成により今では85単位になっている)から成る新しい国家が形成された。
ボリス・エリツィンとジョージ・H・W・ブッシュは冷戦終結の条約に署名。
親しみを持って国民に近付いていくエリツィンは、民衆のリーダーであるとされ、常に雲の上の人であったこれまでのソ連指導者とはまったく違った。
ロシア初代大統領ボリス・エリツィンはテニスをとても人気のあるスポーツにした。
初代(そして唯一の)ソ連大統領としての役割を終えたのち、ミハイル・ゴルバチョフは非営利団体ゴルバチョフ財団を設立し、ペレストロイカの歴史を調査することに焦点を当てた。
市場とこのバッグは1990年代を真に表すものである。
最新の流行。
コカ・コーラの時代も到来した。
この国は、言論、政策、それにもちろん芸術でも自由を得た。この写真は、クレムリン前でパフォーマンスするアンドレイ・バルテネフ。
67歳のバレエ界の星、マイヤ・プリセツカヤが赤の広場で「瀕死の白鳥」を演じる。
クラスノダールで馬が水浴びしている。
フェドスキノ細密画を用いた伝統工芸品を制作している芸術家。
至聖三者聖セルギイ大修道院を背景に写真におさまるマトリョーシカ人形。
ソ連時代にずっと弾圧を受けていたロシア正教は真の復活を遂げた。写真では、エルサレムからヨーロッパ経由でモスクワに巡礼してきた消えない火の到着に際し、モスクワ及びロシア全土の総主教アレクセイ2世がスピーチをしている。
ビーチでのファッションも一新した。
モスクワ、マヤコフスキー広場の交通状況。
毛皮を着て、キャットウォークを歩く。
マネージ広場で米ベル・ヘリコプター・テキストロン社製のヘリコプターがモスクワ警察に引き渡される。
赤の広場の真ん中で大規模コンサートが開かれた。
(最新のステージ衣装を身につけた)新時代の有名人代表、歌手ワレリー・レオンチエフの公演。
レニングラードから最近歴史ある名称に戻ったサンクトペテルブルクが海軍記念日を祝う。
例年のモスクワ・マラソンに参加する海外からのランナー。
1812年のフランス、ナポレオンとの戦争に勝利したことを祝う母と息子。
ソ連史上最悪の連続殺人犯のひとりアンドレイ・チカチーロの裁判。
クレムリン博物館の職員がダイヤモンド庫に展示されるロマノフの財宝を写真撮影のために準備している。
モスクワ中心部で最初のスーパーマーケットがオープンし、ダノン社の乳製品が販売された。人々は海外製ヨーグルトを求めて列をなした。
カルーガ州の子供が遊んでいる。
ロシアで最も美しい小教会のひとつ、ウラジーミル州のネルリ河畔にある生神女庇護聖堂も再び活動を始めた。
満面の笑みを見せるタタールの娘たち。
語り合うチェチェンの男たち。
民族衣装をまとうヤクートのエヴェンキ族の娘。
ユジノ・クリリスク魚加工工場でイクラを生産している。