大祖国戦争開始から85年
ちょうど85年前、1941年6月22日午前4時、ナチス・ドイツ軍がソビエト連邦の領土に侵攻し、大祖国戦争(独ソ戦)が始まった。この戦争は1418日間続き、2700万人超のソ連国民の命を奪った。
リトアニア第2の都市、カウナスで勤務していたイワン・ホフロフは、あの恐るべき戦争の初日を次のように回想している。
「戦争がどのように始まったか、私は決して忘れない。戦争の最初の日、いや正確には最初の数時間に味わったほどの恐怖とパニックを、私はその後一度も経験したことがない。午前4時を少し回った頃、ドイツ軍の飛行機が私たちを爆撃し始めた。私たちは眠っていた。起きていたのは見張りの歩哨だけだった。皆、着の身着のままで飛び出し、右往左往し、叫び声が上がり、何も見えなかった。飛行機は爆撃を続け、あたり一面に焦げ臭い煙が立ちこめ、何かが燃えていた。ところが困ったことに、私たちの車のほとんどが車輪を外され、台木の上に載せられていた。兵士たちは車輪を受け取りに駆け出した…だが、車輪どころではなかった…。すぐに動かせる車は3台しかなかった。そこで、生き残った者たちは指揮官と一緒に荷台へ詰め込み、東へ向かって走った。その車も後には捨てざるをえず、夜には徒歩で味方のもとへ向かった…」