【世界に広がるロシア語】マンモス
この言葉はシベリアの永久凍土で生まれた。そこでは、巨人たちの骨が何世紀も眠り、やがて世界の言語に語りかける日を待っていた。
マンモスは氷河期に絶滅した動物で、その遺骸はいまもシベリアの永久凍土から発見されている。ロシアの開拓者たちはこの動物の存在を現地の人々から知った。マンシ人は「マン・オント(大地の角)」ヤクート人は「マモント(大地を掘るもの)」と呼んでいた。この言葉はロシア語を通じて世界に広まり(英語«Mammoth»、ドイツ語«Mammut»、フランス語«Mammouth»など)、巨大で太古のものを象徴する言葉となった。