ヴォルガ河クルーズ、5つの魅力
1.1930年代の技術的奇跡、閘門
乗船して旅が始まる。ウェルカムドリンクのスパークリングワインをもらい、スターリン・アンピール様式の美しい建物が特徴のセヴェルヌイ河港を離れていよいよ出発。
モスクワのセヴェルヌイ河港。
クルーズは全長128㎞のモスクワ運河から始まる。1930年代に建造された運河で、ヴォルガ河に繋がっている。30~60分ほどで、最初の閘門が見えてくる。デッキからは、大きな船体がゆっくり下がっていく光景(帰路では、上がっていく)が見られる。毎秒何トンもの水量が調整されているのだ。閘門の巨大な門はものの数秒で開閉する。
モスクワ運河の閘門。
その後も、5つもの閘門が待ち構えている。全て異なる建築様式で、何度も楽しめるだろう。
2.ロシアを別の角度から見る
川沿いの遊歩道を、何時間でも歩いていられる。
見慣れた風景も、水上から見ると新鮮。印象的な水力発電所、小ぢんまりした水辺のダーチャ群、修道院、その他色々。釣り人や河岸を散歩する人々と手を振り合うのも楽しい。
ヤロスラヴリ州のムィシュキン市。
景色も刻々と変わる。運河は森林に囲まれ、ヴォルガ河はその雄大さを実感させてくれる。春から11月半ばまで運行しているので、新緑まぶしい春、陽射しの熱い夏、色とりどりの秋と、好みに合わせて船旅を計画しよう。
コナコヴォ発電所。
3.オールインクルージブの旅でリフレッシュ
船旅は3食付き。ロシア料理とヨーロッパ料理が提供され、メニューも豊富。通常は複数のバーも営業しており、ルームサービスも頼めるので、船室でゆったりくつろぎながらコーヒーや軽食を味わえる。
豪華客船「ムスタイ・カリム」。
運行会社によって料金もサービスも異なる。プランもエコノミーからプレミアムまであるので、最適なものを選ぼう。
船上からの眺め。
4.ロシアの様々な都市を観光
夜は船上、昼は陸上。それも、毎回違う町に降り立つ。一般的には、トヴェリ、ウグリチ、ムィシュキン、ヤロスラヴリといった都市だ。より長距離のクルーズではニジニ・ノヴゴロドやカザンに至るものもある。
イヴァノヴォ州キネシマの観光船。
こうしたクルーズでは通常、ルートも予め決まっているので、事前に細かく計画する必要は無い。無料のツアーに参加して、その地の主要な博物館などを巡ると良いだろう。追加のツアーに申し込む事も可能だし、もし船が長時間停泊しているようなら、100㎞先だろうが、中々行けないような場所まではるばる訪ねるチャンスかもしれない。
トヴェリ州の水没したカリャージンの鐘楼。
自由時間も用意されているので、好きに散策したり、お土産を買いに行く事もできる。ヴォルガ河沿いの町々は、河港の土産物屋が品数豊富。地元産の魚は干物から燻製まで色々。ベリー類やジャムも多い。
5.禅スタイルからアクティビティまで
アクティビティがお好き?結構、ではますます好きになりますよ。頭脳ゲームやクイズ、体験教室からディスコまで、船上でも実に様々なレジャーやアクティビティが用意されているので、退屈することは無い。
ヤロスラヴリ州ムィシュキン市に停泊する4層デッキの川船「アントン・チェーホフ」。
静かで落ち着いた時間がお好きなら、デッキで誰にも邪魔されずゆっくり読書するも良し。ロシアならでは風景をのんびり楽しむのも良しだ。
ヴォルガ川の船
お役立ち情報:
- 日帰りクルーズでも閘門を見られる。チケットは、セヴェルヌイ河港公式サイト上で購入できる。
- より長いクルーズのチケットは、運行会社のサイト上で購入可能:Vodohod、Rechflot、Volgadream、など。プレミアムクラスの船から、より安いものまである。
- 3日間のクルーズは2万ルーブルから。
- 船室は1人部屋、2人部屋、4人部屋、セミデラックス、デラックスがある。各船室にトイレと水道付き。