
ロシアの仏教徒が祝うお正月サガールガン

仏教を信仰するロシアの民族は、彼ら独自の暦で正月を祝う。ブリヤート、カルムイク、トゥヴァの各共和国では、仏教式の正月は休日である。 今年、2025年の仏教式の新年は、ブリヤートとカルムイクとトゥヴァでは3月1日、アルタイでは2月8日に迎えられた。

国中が12月31日から1月1日にかけて祝う世俗の新年に加え、ロシアに住む多くの民族には独自の伝統的な新年がある。

新年のお祭りはブリヤートではサガールガン、カルムイクではツァガン・サル、トゥヴァではシャガア、アルタイではチャガ・バイラムと呼ばれる。いずれも「白い月」を意味し、太陰暦に基づく。

新年の最初の日には、年長の親族を訪問するのが望ましい。その際は、絹織物のマフラーを贈るのが習わしとなっている。

もちろん、お祝いの膳も欠かせない。特に、白い色の料理が主役である。例えば、ゼフィール(ロシアのマシュマロ風菓子)、牛乳、ボーズ(ダンプリングの一種)やボーヴィ(ドーナツ)が欠かせない。

みそぎの準備は入念に行われ、何よりも清潔さが心がけられる。家屋の掃除はもちろんだが、ドゥグジュウバと呼ばれるみそぎの儀式そのものにも力が入る。

都市部ではコンサートや縁日が催されることが多い。昨年、私たちはイルクーツクでのサガールガンの祭りに参加した。どれだけ楽しかったか、ぜひご覧ください!
