コンセプチュアル・アーティスト、エリック・ブラートフを悼む

マクシム・ブリノフ / Sputnik 画家エリック・ブラートフ、中央展示ホール「マネージ」で開催された自身の展覧会「エリック・ブラートフ 生きる-見る」の開会式にて。
マクシム・ブリノフ / Sputnik
世界で最も有名なロシアの芸術家の一人、エリック・ブラートフが11月9日、92歳で逝去した。絵画と文字を組み合わせ、イメージがどのように意味を生むのかを静かに問い続けた作家として知られる。

 ブラートフは1980年代後半にニューヨークへ移り、1992年以降はパリを拠点に制作を続けた。同時にロシアでも活動を重ね、近年はヴィクサに彼のスケッチをもとにした壁画が描かれ、アトリエはトレチャコフ美術館に寄贈された。90歳の節目にはニジニ・ノヴゴロドで回顧展が行われ、昨年にはモスクワ美術館で最後の個展が開かれている。

 彼の代表的な作品をあらためて振り返ってみよう