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ロシアバレエ界の新たなプリマ、アナスタシヤ・リメンコ(写真特集)
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アナスタシア・リメンコは、3月30日、バレエ「エスメラルダ」の主役の一人としてデビューし、その後、スタニスラフスキー&ネミロヴィッチ・ダンチェンコ記念国立モスクワ音楽劇場バレエ団のプリマとなったことが発表された。
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アナスタシアはミンスク(ベラルーシ)出身であるが、モスクワ舞踊アカデミーで学んだ。そして2012年に卒業した後すぐに、モスクワ音楽劇場のメンバーとなったが、そのとき彼女はまだ18歳であった。入団後はコール・ド・バレエから、劇団の主要ソリストへとキャリアを積み、今やプリマにまで昇り詰めた(彼女がプリマになるまで、劇場のプリマは4人だった)。
アナスタシアは、「バヤデルカ(ラ・バヤデール)」のガムザッティ、「くるみ割り人形」のマリー、「ドン・キホーテ」のキトリ、また「雪娘」、「ラ・シルフィード」のメインキャスト、その他の鮮やかな役柄で人々の記憶に刻まれている。
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アナスタシアは、アメリカのバレエダンサー、ジョイ・ウォマックと同窓生として、共に学んだ。ジョイ・ウォマックはのちに、ボリショイ劇場やクレムリンバレエ団のメンバーとして舞台に立っている。
アナスタシアは、人生で最も重要なことは誠実さだと考えている。これに関して、アナスタシアは、「ボリショイ劇場かスタニスラフスキー劇場か選択しなければならなかったとき、わたしは後者を選びました。なぜならスタニスラフスキー劇場なら、陰謀などとは無関係に、自分の誠実な努力で、キャリアを積んでいけると信じていたから」と語っている。
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リメンコはベジタリアンであり、健康的な食事の大切さを訴え、極度のダイエットなどに反対の立場であることでよく知られる。また、バレリーナの摂食障害について公言した最初の人物の一人でもある。「芸術のためにすべてを犠牲にするなんてことはあってはならないのです」。
アナスタシアにはクリエイティブな趣味がある。リハーサル、舞台、公演などスケジュールが過密であるにもかかわらず、その合間に油絵を描いているという。また彼女はソーシャルネットワークを積極的に活用し、その中で、トップダンサーの目から見た劇場の様子を、ユーモアと感情を込めて、投稿している。
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