モスクワのロシア料理レストラン10選

モスクワに来たなら、一度は本場のロシア料理を体験してみたい。そう思う人は多いだろう。ボルシチやペリメニ、ビーフストロガノフといった伝統の味はもちろん、現代風にアレンジされたロシアン・キュイジーヌまで、モスクワには世界中のグルメを唸らせるレストランがそろっている。旅行者にも行きやすく、しかも味も雰囲気も折り紙付きのロシア料理店を10軒厳選してご紹介しよう。

1.カフェ・プーシキン(Кафе Пушкинъ)

Cafe Pushkin
Cafe Pushkin

 モスクワで最も有名な老舗ロシア料理レストラン「カフェ・プーシキン」。20年以上にわたり、貴族の邸宅で提供されていたロシア料理をそのまま提供している。18世紀の貴族の邸宅を再現した宮殿風の内装が魅力で、観光客にも地元客にも人気だ。

 バルト海のニシンのビネグレットソース、様々な具材のパイ、キャベツスープ、「ポジャルスカヤ」カツレツ、そして特製デザートが特にお勧め(ちなみに、レストラン直営の菓子店は隣の建物にある)。

  • トヴェルスカヤ通り26A
  • 平均予算:3500〜4500ルーブル(約6500円〜8400円)
  • cafe-pushkin.ru

2.ベルーガ(Beluga)

Beluga
Beluga

 モスクワ・ナショナルホテル2階に位置する高級ロシア料理レストラン「ベルーガ」

 10種類以上のキャビア、ヴォルガ産カワカマスのペリメニ、チョウザメスープ、クレビャカなどの魚料理、贅沢な古典料理が揃う。クレムリンを望む窓辺と、クリスタルガラスに囲まれた豪華な店内で特別な体験を。 さらに、真の贅沢を求めるなら、ブラックキャビア1キロが付く「ブルラクの朝食」を7万7千ルーブル(約14万4千円)でお試しください。

  • モホヴァヤ通り15
  • 平均予算:8000〜11000ルーブル(約1万6千円〜2万1500円)
  • belugamoscow.ru

3.グランドカフェ・ドクトル・ジヴァゴ(Grand Café Dr. Zhivago)

Grand Cafe Dr. Zhivago
Grand Cafe Dr. Zhivago

 ベルーガホテルの真下、ホテル1階にあるこのカフェでは、ホテル内にある24時間営業の人気ロシア料理レストラン。

 アヴァンギャルドな内装、マレーヴィチ、ペトロフ=ヴォドキン、デイネカらの作品、赤を基調としたモダンデザインが特徴。ザワークラウト、キュウリ、マッシュルームなどのピクルス、パンケーキ、カワカマスのカツレツ、ピロシキがお勧め。この店は、お酒に合う深夜のおつまみとしても有名であるが、カッテージチーズ、種類豊富なポリッジ、スィルニキ、そして人気の目玉焼きなど、ロシア風の朝食メニューも充実している。

  • モスクワ、モホヴァヤ通り15番地1、1号館
  • 平均予算:2500〜3000ルーブル(約4600円〜5500円)
  • drzhivago.ru

4.ホワイトラビット(White Rabbit)

White Rabbit
White Rabbit

 ミシュラン掲載・世界のベストレストラン50常連の「ホワイトラビット」。 スモレンスキー・パサージュの16階からモスクワを一望しながら、シェフ・ムヒンの創作ロシア料理を堪能できる。 旬の食材を使った現代的ボルシチやカムチャッカガニ料理など、芸術的な一皿が魅力。シェフ特製のテイスティングセットが特におすすめ。

  • スモレンスカヤ広場3
  • 平均予算:9000〜1万ルーブル(約1万6千円〜1万7千円)
  • whiterabbitmoscow.ru

5.マトリョーシカ(Matryoshka)

Matryoshka
Matryoshka

 モスクワ川沿いの絶景を望む人気レストラン「マトリョーシカ」。商人の妻がロゴに描かれたこのトレンディな店は、「ロシア料理の世界へのガイド」を自称している。

 木と鉄を基調にした温かみのある内装で、アスピックや毛皮を着たニシン、ミモザサラダなど定番料理を再発見。

 軽く塩をふったシベリア産魚の盛り合わせと珍しいサワークリーム風味のミルクマッシュルームは特におすすめ。

  • クトゥーゾフスキー大通り2/1、6号館 
  • 平均予算:3000ルーブル(約5500円) 
  • matryoshka-rest.ru

6.サヴァ(Savva)

Savva
Savva

 ボリショイ劇場の向かい、メトロポールホテル内の高級レストラン「サヴァ」。 創設者サヴァ・マモントフの名を冠し、伝統的なロシア料理を現代的にアレンジ。 農家チーズ、サーロ(ラード)やスイバのスープ、おばあちゃんのビーツスープ、オリジナル・ナポレオンケーキなど、芸術的な料理を提供。

  • テアトラリニー大通り2
  • 平均予算:5000ルーブル(約9300円〜)
  • savvarest.ru

7.中央作家会館 (ЦДЛ)

CDL
CDL

 文学と食の融合を体験できる名店「中央作家の家」。 モダンな20世紀初頭の雰囲気に包まれて、鹿肉ペリメニやポジャルスキー・カツレツなどの伝統料理が安心。 文化人が集うサロンとしても知られる歴史的スポット。

  • ポヴァルスカヤ通り50/53
  • 平均予算:2500ルーブル〜(約4600円〜)
  • restcdl.ru

8.ロシアンパブ

Russian Pub
Russian Pub

 ロシアの祝宴文化を現代に再現したカジュアルレストラン。 クラフトリキュールや特製カクテルとともに、サンドイッチ、ジャガイモとホースラディッシュ、ピクルスを添えたニシン、ミニチェブレキなど、伝統的なロシア風前菜などを楽しめる。ソ連時代の懐かしいデザート「チョコレートソーセージ」もご用意している。 価格もモスクワ中心部としては手頃。

  • トヴェルスカヤ大通り10番地、1号館
  • 平均予算:1500ルーブル〜(約2800円〜)
  • ruspub.ru

9.ムームー(МУ-МУ)

MU-MU
MU-MU

 地元の人々に愛されるロシア家庭料理チェーン。 シチーやウハー、チキンヌードルスープ、スィルニキなど、手軽に本格的な味を楽しめる。 観光中のランチにもおすすめのファストロシアンレストランです。

  • モスクワ市内および空港に10店舗以上展開
  • 平均予算:500ルーブル~(約900円〜)
  • cafemumu.ru

10.テレモック

Teremok
Teremok

 伝説のパンケーキチェーン「テレモック」は、かつてニューヨークでも人気を博したロシア発のファストフードブランド。店員から「サー」や「マダム」と丁寧に呼びかけられるユニークな接客も魅力である。看板メニューは、定番のそば粉パンケーキ(ブリヌイ)。「ドバイチョコレート」などの変わり種から、イクラやチーズ入りの本格派まで、具材のバリエーションも豊富だ。

 そのほか、スープ、ビネグレットサラダ、カツレツ入りキャベツ煮、スビテン(蜂蜜スパイスドリンク)、そしてロシアの伝統的な甘粥「グリエフ粥」など、ロシアの家庭料理が手軽に楽しめる。フードコート内のカウンターから、ゆったりくつろげる個室カフェスタイルの店舗まで、様々な形態で展開している。

  • モスクワと周辺地域に100店舗以上を展開
  • 平均予算:300ルーブル〜(約560円〜)
  • teremok.ru
<