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「Полтора」(一つ半)という言葉は古代ロシアの数え方の名残だ

Alexander Kislov, Natalya Nosova
古代ロシアには、他にも分数表記があったが、現代ロシア語には残っていない。

 ロシア語にはユニークな単語がある。「Полтора」(poltora〈一つ半、1.5〉)だ。これは、「полъ」(pol〈半分〉)と「вътора」(vtora〈2つ目〉)から形成された。 

 しかし、こういう単語は他にもある!「полътретия」(poltretiya〈2.5〉)、「полъчетверта」(polchetverta〈3.5〉)、「полъпята」(polpyata〈4.5〉)等々だ。

 しかし、これらの単語は「かさばる」ため、18~19世紀にはもう使われなくなっていた。「полтора」(一つ半)のほうは、日常生活でよく使われており、発音もしやすかった。