「40(сорок)」という数詞、なぜ特別なのか?
なぜロシア語で「40」は「сорок」で、「четыредесять」ではないの?
ロシア語で「40」を意味する「сорок(ソーロク)」という言葉は、他の数詞とは違っている。たとえば、50(пятьдесят)や60(шестьдесят)などは、「5+10」「6+10」という構成で作られているが、「сорок」は違う。
「сорок」は、古代ルーシの毛皮交易に由来する。もともとこれは、40枚のセーブルの毛皮を束ねた単位を意味していた。 発音しやすさから、「четыре десяте(四十)」という古い形の代わりに「сорок」が使われるようになった。 この言葉はロシア語、ウクライナ語、ベラルーシ語にしか存在せず、他のスラヴ語では「4+10」という形が使われている。