170年前のこの日、クリミア戦争が終結

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この戦争でロシアは、イギリス、フランス、オスマン帝国、サルデーニャ王国からなる連合軍と単独で対峙した。連合国側は、ロシアのバルカン半島への進出を阻止することを目的としていた。

 戦闘は、コーカサスや現在のルーマニアおよびモルドバの地域、さらに白海やバルト海、極東にまで及んだが、主戦場となったのはクリミア半島だった。

 連合軍はおよそ1年にわたり、ロシア黒海艦隊の主要拠点であるセヴァストポリを包囲した。1855年9月の同市陥落が、戦争の帰趨を大きく左右した。

 パリ条約の結果、ロシア帝国はドナウ川河口域や南ベッサラビアの一部を失い、さらにワラキア公国およびモルドバ公国に対する保護権を放棄した。

 なかでもロシアにとって大きな打撃となったのが、黒海の「中立化」である。これにより、ロシアとオスマン帝国はいずれも黒海に軍艦を配備することや沿岸に要塞を設けることを禁じられた。

 この規定は、その後1871年にロシアの外交努力によって撤廃された。