モスクワ動物園を代表する動物5選
1.パンダのカチューシャ
ロシアで産まれた、初のパンダである。カチューシャは2023年、モスクワ動物園で誕生した。両親はルーイーとディンディン。赤ちゃんの名前はモスクワ市民のオンライン投票で選ばれた。カチューシャは順調に成長し、動物園のスタッフとのコンタクトも良好で、雪に大喜びする。好物は、ニンジンと笹。
2.マヌル猫のティモフェイ
この野生種の猫は、モスクワ動物園のロゴにも描かれている。かつて、ソ連の学者たちがマヌル猫の研究に大きく貢献したのが、ロゴにもデザインされる所以だ。ティモフェイもまた、学問に貢献している。マヌル猫について説明する際に専門家が多用した用語「ザジロフカ」(зажировка 冬を前にして脂肪の層を厚くするプロセスのこと)は急速に一般に広まり、2025年には正式にロシア語辞書にも掲載されるようになった。
ティモフェイについては、こちらの記事も参照。
3.ジャングルキャットのザウリ
ジャングルキャットは、レッドデータブック入りもしている希少種の肉食獣。小型なサイズと、耳の先端の房毛の連想から「沼のオオヤマネコ」とも呼ばれる。ザウリは2016年末、生後半年の頃にフランスからやってきた。以後、何かとメディアや来場者の関心を集め続けている。特に、専門家を相手にトレーニングに励んでいる時は、注目度も高い。
4.カピバラのクジマとマラヤ
モスクワ動物園きってのカリスマ的仲良し夫婦である。大柄なペアがのんびり日光浴したり、水浴びをしたりする姿は、いつまでも眺めていられる。2025年秋には2匹のメスも生まれ、シムカとヴェルタと名付けられた。これで、クジマとマラヤの間に産まれた子どもは計11匹となった。
5.シロクマのテルペイ
モスクワの気候は、シロクマの本来の生息環境とはかなり異なるが、テルペイは快適に過ごしている。テルペイが大きなプールで繰り広げる、パワフルながらどこか品のある遊びの模様をガラス越しに観察するのは特別な醍醐味がある。テルペイは動物園の取材にも度々登場し、時に落ち着いた、時にアクティブなその姿を披露してくれる。