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ロシアの主要大学10選:外国人留学生も多数

ロシア・ナビ(写真:アントン・ノヴォデルジキン、ピーター・コヴァレフ/TASS、ノボシビルスク州立大学)
現在、ロシアでは40万人を超える外国人留学生が学んでいる。ロシアの大学のうち数十校は、世界の主要大学ランキングにも名を連ねている。ここでは、その中でもとくに規模の大きい大学をご紹介しよう。

 ロシアでは、教育プログラムの大半がロシア語で実施されている。どの大学でも、まず予備学部に入学し、ロシア移住後に1年間かけてロシア語を学ぶことができる。

 また、一部のロシアの大学には、英語その他の言語による教育プログラムも用意されている。

1.モスクワ国立大学(ロモノーソフ記念モスクワ国立大学、MSU)

アルチョム・ゲオダキアン / TASS

 ロシア最古の大学は、国内の教育ランキングで常に上位を占めている。現在、大学には40を超える学部があり、自然科学から人文科学に至るまで、おそらく国内でもっとも幅広い分野を提供している。

 2024年には、モスクワ大学に入学した外国人学生数が過去最多となり、2900人に達した(大学全体では1万1千人の外国人学生が学んでいる)。

 モスクワ大学には、ロシア国内の複数の都市およびCIS諸国にも分校がある。

 msu.ru

2.国立研究大学「高等経済学院」(HSE)

アルチョーム・ゲオダキアン / TASS

 この大学の教育プログラムは、経済学の枠を大きく超えている。社会科学、美術・デザイン、コミュニケーションなど、多様な分野を学ぶことができる。大学ではロシア語だけでなく、英語による教育も行われており(国際関係論、グローバル研究、データ分析など)、ハイブリッド形式での学習も可能だ。

 「ヴィシカ(高等経済学院の通称)」では現在、世界133カ国から5千人を超える外国人学生が学んでいる。分校はモスクワ、サンクトペテルブルク、ニジニ・ノヴゴロド、ペルミにある。

 hse.ru

3.バウマン記念モスクワ国立工科大学(BMSTU)

ミハイル・ジャパリゼ / TASS

 約200年の歴史をもつこの大学は、工学分野のリーダー的存在であり、インターンシップや、主要な工業企業・先端技術企業への就職において、幅広い可能性があることをうたっている。外国人向けにも、人工知能からロボティクス、航空宇宙分野まで、多彩なプログラムが用意されている。

 bmstu.ru

4.サンクトペテルブルク国立大学(SPBU)

ピーター・コヴァレフ / TASS

 ロシアで最も古い大学の一つで、サンクトペテルブルクの歴史的建造物である「十二参議会館」に置かれている。大学は外国からの学生を積極的に受け入れており、志願者向けに数多くのオンライン講義やイベントを開催している。これらは英語、スペイン語、アラビア語、ポルトガル語、中国語など、外国語でも実施されている。イベントの日程は、次のサイトで見ることができる。

 予備学部では、第2学期から、ロシア語の学習だけでなく、自分が選んだ専門分野により深く入っていくことができる。分野は、自然科学、人文科学、工学・技術、経済学、医学などである。 

 spbu.ru

5.モスクワ物理工科大学(MIPT)

セルゲイ・サヴォスティャノフ / TASS

 この大学は80年前、ノーベル賞受賞者である、ピョートル・カピツァ、レフ・ランダウ、ニコライ・セミョーノフによって、国内で最も優秀な物理学者を育成するために設立された。それ以来、卒業生のうち11人がノーベル賞を受賞しており、現在もとくに優秀な学生たちが学んでいる(そのうち1千人以上が外国人である)。

 ロシア版『フォーブス』誌のランキングによれば、この大学は卒業生の給与水準で首位に立っており、さらに『タイムズ・ハイヤー・エデュケーション世界大学ランキング2026』(Times Higher Education World University Rankings 2026)にも入っている。

 mipt.ru

6.国立研究原子力大学「MEPHI」(モスクワ)

ヴァレリー・シャリフルイン / TASS

 原子力産業に人生を捧げたいと考えるなら、この大学が最適である。ロシアの原子力分野における中核的大学だからだ。もっとも、利用可能な教育プログラムはこの分野にとどまらず、さまざまな物理工学系の専攻を含んでいる。

 2025年だけでも、世界88カ国から2200人の外国人学生が入学した。

 mephi.ru

7.ロシア外務省付属モスクワ国際関係大学(MGIMO)

ウラジーミル・ペスニャ / Sputnik

 外交官や国際関係の専門家を養成するのに最適な大学である。卒業生の中には外国の国家元首(ブルガリア、アゼルバイジャン、カザフスタンの大統領)も含まれ、また、ロシアの高官、上院議員、外交官も数多く輩出している。その中には、現外相セルゲイ・ラヴロフも含まれる。

 本校には、英語による教育プログラムもいくつか用意されている。

 mgimo.ru

8.ウラル連邦大学(エカテリンブルク、UrFU)

イリヤ・モスコヴェツ / URA.RU / TASS

 ロシアの地方大学の中でも最大級の一つである。この大学は、QS世界大学ランキングにも掲載されている。

 現在、この大学には世界100カ国以上から約5千人の学生が在籍している。英語による教育プログラムも数多くあり、そのなかには大学院課程や研究センターも含まれる。

 urfu.ru

9.ノヴォシビルスク国立大学(NSU)

ノヴォシビルスク国立大学

 シベリアで暮らしてみたいと夢見たことがあるなら、この大学が向いている。本校は、独自の学園都市「アカデムゴロドク」を擁する、シベリアの主要研究拠点である。ロシア語で多くの専門分野を学ぶことができるほか、英語による修士課程・博士課程の教育プログラムも充実している。人工知能、ビジネススクール、化学、数学、医学、さらには臨床研修(レジデンシー)まで含まれている。

 nsu.ru

10.ロシア諸民族友好大学(旧名パトリス・ルムンバ記念民族友好大学、RUDN)

ウラジーミル・アスタプコビッチ / Sputnik

 本校は、外国人学生数で首位に立つ大学である。ここには、医学、工学、農学その他さまざまな分野を学ぶために学生たちが集まってくる。大学の学部棟と学生寮は、モスクワ南西部に広大なキャンパスを形成しており、独特の国際的な雰囲気を備えている。外国人学生の出身国の広さでもこの大学は際立っており、161カ国からの学生が学んでいる。

 rudn.ru

*ロシアの大学への入学方法(無料で学ぶ可能性も含む)についてさらに詳しく知りたい場合は、専用サイトで確認することができる。