モスクワ地下鉄、9つの不文律マナー
1.通路をふさがないようにしよう
私はどこにいるのか?私はどこへ行くのか?・・・エスカレーターの手前や駅の真ん中で立ち往生している人たちは、こういった地理哲学的疑問に取り組んでいるかのようだ。どこに行けばいいのかわからない?それとも、行き先を変えようと思った?いずれにしても、他の乗客の通行を妨げないよう、考え事は端によってからにしよう。
2.右側に立ち、左側から追い越そう
モスクワでは、誰もが大急ぎで駆け回っているかのような印象を受ける。エスカレーターも駆け上がるほどだ。そんな調子だから、追い越しのルールはモスクワっ子のDNAに刻み込まれている。エスカレーターで左側に立ってしまうと、急いでいる人たちの通行を妨げていることになる。背後からは不満げなため息や、早く道を譲るよう、急かす声が聞こえてくるだろう。
もっとも、乗降客数の多い時間帯は、エスカレーターの左右両側に乗るよう、アナウンスで呼びかける声が聞こえるはずだ。その時は、指示に従おう。
3.降りる乗客が優先
そう、なんと、降りるお客さんを優先した方が、座席に座れる可能性が増すのだ。もちろん、入り口でつっかえることもない。
4.車内ではリュックサックを下ろそう
リュックサックは周りの乗客にとって、打撃武器のようなもの。背中にかけたリュックサックは、ほぼもう1人分の場所を占領していると言って良い。リュックを下ろせば、空間が広がったのを実感できるはずだ。
5.イヤホンを使おう
道中の楽しみは、趣味の良いプレイリストか、あるいは面白い映画か。大変結構だが、周囲の乗客とシェアする必要は無い。オーディオコンテンツは、必ずイヤホンでお楽しみいただきたい。
6.飲食はやめよう
お母さん手作りのキャベツ入りピロシキも結構だが、時と場所を選ぼう。ラッシュ時の満員電車では厳禁。腹を空かせた何十もの目があなたを凝視していると想像してみよう。
7.タダ乗り厳禁
モスクワ地下鉄の自動改札のゲートは背が高く、飛び越えるのは不可能だ。ちゃんと切符をタッチした前の乗客に続いてすり抜けようと試みる者もいるが、やめた方が良い。ゲートも駅員も見逃さないし、無賃乗車の罰金は5000ルーブル(約1万円)と高額だ。
8.キツい香水はおすすめしない
通勤通学時間帯のラッシュ時、強い香りは人々を苛立たせるだけだ。夏の暑苦しい時期なら、なおさらである。微かな香りは魅力的であり、好奇心も刺激するが、強すぎる香りは近くの人の鼻から目まで刺激してしまう。
9.歩きスマホ、ダメ、ゼッタイ
特に階段(多いのだ)やホールを移動中は要注意。あなた自身にとって危険だし、スマホも危険に晒すし、周囲の人々に不便を強いているのは言うに及ばず。エスカレーターや車内で安定した体勢になってから、お気に入りのコンテンツを楽しもう。