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ロシア食品専門店が東京に、400種類を超える品揃え
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東京メトロ有楽町線の銀座一丁目駅の10番出口から徒歩5分歩くと東京・銀座の昭和通り沿いに日本では珍しいロシアの食品が置いてある「赤の広場」というお店がある。
「赤の広場」に入ってもっとも驚かされるのは、狭い店内に400種類を超えるロシアや旧ソ連の中央アジアから直輸入された食品が並べられていることだ。
ここでは、ロシアや旧ソ連の中央アジアでしか売られていない食材に出会うことができる。ジャムや缶詰、チョコレート、ピロシキ、カッテージチーズ、サーロなど、実にさまざまな食品が売られている。これらの食品はロシアや旧ソ連の中央アジアの国々から直輸入して販売している。
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この「赤の広場」というお店は今から2年程前にオープンした。もともとは、約6年前から「ビクトリアショップ」というオンラインショップだけでロシアの食品を販売していたのである。
「実物を見て買い物をしたい。」というお客さんの声が増えてきたことをきっかけに机2つと棚1つで現在の約4分の1の量の食品を並べて2021年2月27日にショールームとして知り合いを対象にプレオープンした。
プレオープンではお店に来てくれて食品を買う客が多かった。そのため翌月(2021年3月22日)に一般客向けにグランドオープンした。
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人気の商品はサーロ
「赤の広場」に並ぶ多数の食品の中で人気の商品はサーロだ。サーロとは豚肉(脂身)を塩漬けした食品である。サーロは単品で食べるのも良いがお酒や黒パンと一緒に食べると違った美味しさに出会うことができる。
お店に来るお客さんの8割は日本人で2割がロシア人や旧ソ連の中央アジア出身の方である。
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主に日本人のお客さんはロシアのお菓子やジャムを買いに来る人が多い。ロシア料理に詳しい日本人のお客さんなどはソーセージなどの商品を買いに来る人もいる。
ロシア人のお客さんは日本では売られていないキノコやピクルスの瓶詰めを買いに来る人が多い。
夢、今後の目標とは
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2021年にオープンしてから約2年の期間で400種類を超える品揃えとなった「今」次の目標に向かって動いている。今後はロシアだけでなくもっと旧ソ連の中央アジアの国々の食品を増やしていきたいと考えているという。
今後は、ロシア以外の食品ではアルメニアやウズベキスタンの食品だけでなく、カザフスタンやキルギスなどの食品も直輸入してお店に並べたいという。