
旅行者情報:2025年ロシアに持ち込めないものは ?

持ち込めないもの

-麻薬
麻薬のロシアへの持ち込みは、厳しく禁じられている。この法律に違反した場合は、最長7年の懲役刑が科せられ、大規模かつ集団で犯行に及んだ場合は、最長20年の懲役刑が科せられる。
- 大量のタバコとアルコール
ロシアへの持ち込みは、タバコ200本、または葉巻50本までだ。
アルコールは、3リットルまで免税で持ち込める。5リットルまでなら、持ち込み可能だが、1リットル超過ごとに、10ユーロの関税がかかる。また、アルコールの価格には制限があり、1万ユーロまでとなる(7月19日現在、1ユーロは約173円)。超過したアルコールとタバコは国境で没収される。
- 5kgを超える食品
一人につき、植物性食品は最大5kg、動物性食品も最大5kgまで持ち込める。ただし、すべての食品は、元の包装のままでなければならない。
また、ロシアでは、特定の国からのさまざまな種類の製品の輸入が禁止されており、そのリストは、ロシア連邦動植物検疫監督局のウェブサイトで確認できる。
さらに、チョウザメのキャビアの持ち込みには制限があり、1人あたり250gまでとなっている。
- 特定の医薬品
偽造医薬品のロシアへの持ち込みは禁止されている(最長5年の刑事責任を問われる可能性がある)。また、さまざまな毒性、麻薬性、その他ロシアで禁止されている成分を含む医薬品も禁止されている。これらの成分は、例えば、栄養補助食品や減量製品などに含まれている場合がある。成分の全リストはこちら。
ロシアでその医薬品が登録されていない場合は、医師の処方箋と公証されたロシア語訳が必要となる。
- 植物
植物検疫証明書がなければ、植物や花はロシアに持ち込めない。花束は許可されるが、種子や鉢植えの花は許可されない。
- 大型家電
ロシア国外で購入した食器洗い機や冷蔵庫は、ロシアに持ち込めない。ただし、個人使用のヘアドライヤーやアイロンは持ち込める。
-武器および弾薬(部品を含む)
個人は、いかなる種類の軍用武器またはその部品も、ロシアに持ち込むことはできない。スポーツ用の武器は、許可証があれば持ち込み可能だ。
- 暗号化装置
盗聴器、秘密監視手段、暗号化機器は、ロシアへの持ち込みが禁止されている。
- ポルノグラフィおよび過激主義の情報資料
あらゆる形態のポルノ資料、および過激主義やテロリズムを煽動する内容を含む情報資料(印刷物、音声、動画など)の持ち込みは禁止されている。これらの資料のリストは、法務省のウェブサイトに掲載されている。
注意点
ロシアでは、物品の免税での持ち込みは、自分で持ち込む場合は25kg以下で、合計金額は500ユーロ以下。郵送する場合は200以下に、それぞれ制限されている。
申告する必要があるもの

以下のリストに該当する物品を所持している場合は、国境の「赤ライン」を通過する必要がある。申告は、ロシア国内では無料。申告書は、出国するまで保管しなければならない。申告は、オンラインで自宅でもできるし、税関でもできる。
- 現金および宝石類
1万ドル(または他の通貨での相当額)を超える現金およびトラベラーズチェックは、ロシアに持ち込む際に申告する必要がある。
10万ドルを超える金額を持ち込む場合は、資金の出所を証明する書類(勤務証明書、贈与証書、売買契約書など)を提示する必要がある。銀行カードの残高は申告不要だ。
高価な宝飾品についても同様だ。1万ドル以上の価値のある時計やイヤリングを持ってロシアに来る場合は、質問を避けるために申告したほうがよいだろう。
- 文化的価値のあるもの
これには、古いイコン(100年以上前に制作されたもの)、骨董品、絵画、彫刻、考古学的発見物などが含まれる。
