バシコルトスタン共和国の岩絵群がユネスコ世界遺産に登録された(写真特集)

O. メンコフ/ unesco.org
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後期旧石器時代のこの壁画は、ソ連時代に、南ウラルのシュルガン=タシュ洞窟で発見された。現在は、考古学における重大な発見とみなされている。

 パリで開催された第47回ユネスコ世界遺産委員会において、ロシアから、「シュルガン=タシュ洞窟の岩絵群」が、文化遺産として登録された。同国では34番目となる世界遺産だ。

O. メンコフ/ unesco.org
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 シュルガン=タシュ洞窟は、バシコルトスタン共和国のブルジャンスキー地区に位置し、南ウラル最大の多層カルスト洞窟だ。

O. メンコフ/ unesco.org
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 研究者たちは、洞窟の3キロメートル奥まで調査を行い、後期旧石器時代(約1万8千年前!)の岩絵を、200点以上発見した。マンモス、ケブカサイ、バイソン、馬、フタコブラクダなどのほか、人物、抽象的な記号、幾何学図形などが描かれている。これらの壁画のおかげで、研究者たちは、先史時代の人々の生活について、より深く理解できるようになった。  

S. ペシュコフ、N.グリゴリエフ、RB国家予算機関、シュルガン・タシュ洞窟歴史文化博物館保護区
S. ペシュコフ、N.グリゴリエフ、RB国家予算機関、シュルガン・タシュ洞窟歴史文化博物館保護区

 2022年には、大規模な展示を備えた歴史博物館複合施設がここに誕生した。この施設は、考古学者、古生物学者、洞窟学者による、この洞窟の研究史をテーマとしている。

S. ペシュコフ、N.グリゴリエフ、RB国家予算機関、シュルガン・タシュ洞窟歴史文化博物館保護区
S. ペシュコフ、N.グリゴリエフ、RB国家予算機関、シュルガン・タシュ洞窟歴史文化博物館保護区
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