自動車ではアクセス不可能なロシアの都市6選
1.ノリリスク:極圏の巨大工業都市
人口は17万5千人以上で、極圏ではムルマンスクに次ぎ、世界で2番目に人口の多い都市である。長く雪深い冬、極夜、永久凍土帯という厳しい環境にも関わらず、ノリリスクは巨大な一大工業都市だ。ニッケル、銅、コバルト、パラジウムの産出と加工が主要産業となっている。
ノリリスクへのアクセスは飛行機か、クラスノヤルスクからエニセイ川を3日以上かけて航行するフェリーを利用するしかない。
2.ドゥディンカ:エニセイ川の港町
ノリリスクから90㎞の距離にあり、同市と高速道路および産業用鉄道で接続されている唯一の町でもある。
ソ連時代に建設されたノリリスクと異なり、ドゥディンカは数百年の歴史を有する。年間を通して利用可能な、北極海航路の港がある。
3.ペトロパブロフスク・カムチャツキー:火山の地
カムチャッカ半島は、まさに火山と温泉、間欠泉の王国だ。カムチャッカ地方の首府で、人口は16万を超える。半島全体の人口は、約29万である。もちろんこの地域にも道路網はあるが、「大陸」には飛行機で行くしかない。半島と接続する道路や鉄道の計画は何度も浮上してきたが、現状、どれも実現には至っていない。
4.ヴォルクタ:ヨーロッパ最東の町
極圏の中心的な炭鉱の町で、北ウラルの山麓に位置する。「大陸」とは鉄道で接続されており、路線はモスクワまで伸びている。空港もあるが、飛行機は毎日飛んでいるわけではない。
ヴォルクタが誇るのは、石炭だけではない。「極圏の建築の真珠」を見に、あるいはオーロラを見られるチャンスを求めて、観光客もやってくる。
5.アナディリ:チュコトの最も鮮やかな町
チュコト自治管区の首府で、ロシア最東端の町。寒冷で曇りがちな気候に少しでも抗うべく、町の建物の多くは明るい色と壁画に彩られている。
アクセス手段は、飛行機しかない。チュコト自治管区では飛行機とヘリコプターが居住区間を結ぶ主要な交通手段となっているが、これは永久凍土と極寒のために、道路が少ないのが原因である。
6.ユジノサハリンスク:島の首府
サハリンはロシア最大の島であり、人口は約45万人、そのうち18万人以上が首府のユジノサハリンスクで暮らしている。アクセスには飛行機を使う必要がある。しかし、ハバロフスク地方とサハリン島を結ぶフェリーを利用すれば、自動車でもアクセス可能だ。