一味も二味も違うロシア旅行のアイディア10選

ユーリー・スミチュク / TASS
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モスクワやサンクトペテルブルク、「黄金の環」といった観光ルートはもう見尽くしたという方におすすめするルートがこちら!

1.原子力砕氷船で北極へ

レフ・フェドセーエフ / TASS
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 ロシアでしかできない、唯一無二の旅だ!原子力砕氷船「戦勝50周年記念号」は、冬の間は北極海航路に就航し、夏季は観光客を乗せて、厳しい環境の北極海へ旅する。北極を見て、シロクマを撮影し、そして原子力砕氷船に搭乗するという、貴重な体験が可能だ。一大決心さえすれば、北極海の水に浸かることもできる。

 価格は安くないものの、それだけの価値はあるだろう。2026年分の予約はもうスタートしている

2.北の海でアイスフローティング

ユーリー・スミチュク / TASS
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 極圏のムルマンスクと、バレンツ海に面するテリベルカ村が観光客の人気を呼んで久しい。ホエールウォッチング、オーロラ鑑賞、透明のキューポラ屋根付きの泊りがけグランピング、カニ料理など、楽しみ方は多様だ。これらに加えて登場したのが、耐寒のドライスーツで北極の凍てつくような水に浮かぶアイスフローティングだ。水上での瞑想はいかが?

 ただし、エクストリームなアクティビティなので、信頼できるガイド会社を選ぼう。水に浸かる場所も、流れのある場所ではなく、入江であることを確認しよう。

3.シベリアの温泉

kosmos111 / Getty Images
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 北極の海で寒い思いをするのが嫌なら、シベリアの温泉で温まるという選択肢もある。驚くべきことに、温泉で最も名高いのはチュメニだ。地元の人々は、チュメニをロシアにおける温泉の都と位置付けているほどである。水温は36~48℃で、天然のミネラルに富み、健康にも良い。市内には20か所以上の温泉があり、周辺にはスパやホテルを備えた快適なインフラが整っている。 

4.世界最長の鉄道で豪華な旅

アレクサンダー・サヴェルキン / Sputnik
アレクサンダー・サヴェルキン / Sputnik

 シベリア鉄道は、今さら詳しく紹介するまでもないだろう。かつてのシベリア鉄道の旅(ほぼ7日間)は不便と不自由を連想させるものであったが、それも今は昔、現在の旅客列車は違う。ご提案するのは、VIP列車「ゾロトイ・オリョール」(ゴールデン・イーグル)。雰囲気満点の客車とコンパートメントは、アガサ・クリスティの「オリエント急行」の世界に浸らせてくれる。もちろん、事件は起きない。

5.バイカル湖のアイスダイビング

ユーリー・スミチュク / TASS
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 バイカル湖も人気のスポットで、夏でも冬でも楽しみはいっぱいだ。数十種類の氷を観察し、果てしない氷上をスケートで滑り、オリホン島の崖を望む絶景で写真撮影・・・これらは数多くの楽しみ方の、ほんの一部だ。

 しかし、人は常に新しい楽しみを求めるもの。最近の新たなトレンドは、ダイビング装備を身に着けての、世界最深の湖底探索だ。美しい水中世界を泳ぎ、バイカル湖の固有種に出会える。代表格は、かわいらしいバイカルアザラシだろう。透明度が最も高いのは、2月から4月にかけてとされる。

6.踏破困難な沼を散策

ミハイル・ホフロフ
ミハイル・ホフロフ

 このアクティビティには、露語でボロティングという名称もある。ヴァシュガン湿地(その面積はスイスよりも大きい)の保護区でトレイルを楽しめる。サバイバルツアーの要素こそ無いものの、楽な行程ではない。険しい道、流砂、野生動物、蛇、咬んでくる昆虫など…文明とは何㎞も隔たれ、テントで睡眠を取る本格的なコースだ。

7.世界最北の砂漠でサンドボード

ミハイル・ホフロフ
ミハイル・ホフロフ

 ザバイカリエ地方には、チャルスキエ・ペスキという砂漠がある。長さ10km、幅5kmという小さな砂漠なので、迷う心配は無い。1日あれば踏破できる規模だ。

 砂丘からは、スノーボードで一気に下りる。興奮間違いなしの得難い体験だが、困難もある。リフトが無いので、自力でよじ登るしかないのだ。また、気温の変化が激しいので、念のために予備の衣服も用意しておいた方が良いだろう。

8.カムチャッカの火山性ビーチでサーフィン

ユーリー・スミチュク / TASS
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 カムチャッカは、地球の原初の自然が残された、旅人たちのあこがれの地である。火山や間欠泉、そして熊も多い土地だ。夏は悪路を走り、冬はヘリコプターで山の頂上に登って、最高に刺激的なバックカントリーに挑戦できる。

 さらに、サーフィンは1年中楽しめる。もちろん、夏の方が快適で、練習や装備のレンタルもしてくれるサーフキャンプが充実している。だがエクストリームを好むなら、冬のサーフィンもおすすめ。黒い砂で有名なハラクティル・ビーチの水温は2~5℃。暖かいドライスーツと、経験豊富なインストラクターに協力してもらって挑戦しよう!

9.アルタイの乗馬とジープのツアー

アレクサンドル・クリャジェフ / Sputnik
アレクサンドル・クリャジェフ / Sputnik

 アルタイを訪れた人は誰もが、ロシアの「シャンバラ」とでも言うべきパワーのある場所だと言う。近年はロシアのセレブも競って訪れ、ホテルやグランピング施設も急増した。ロシアでも有数の美しさとされるチュイスキー街道を走り、ジープで悪路を走破し、森林の特に険しい道は馬に乗っていくことも可能だ。

10.クリルの火山群をめぐるクルーズ

ユーリー・スミチュク / TASS
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 サハリンとクリル諸島はロシア東端の最も遠い地域で、アクセスは難しくはないものの、費用はそれなりにかかる。しかし、数千キロの移動距離をクリアした暁には、手付かずの豊かな大自然を満喫できる。

 島々の間はヨットで移動可能。湾曲した断崖絶壁が織りなす美しい海岸の景色を堪能しよう。島々ではハイキングや、休火山の火口を散策するといったアクティビティが楽しめる。