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ソ連はいかにして海外で大規模な「イコン」展を開催したのか

トレチャコフ美術館
そう、ボリシェヴィキは反宗教プロパガンダを展開していたにもかかわらず、1929年に国際社会に向けて古代ロシア美術の傑作を披露することを決めたのである。

 アンドレイ・ルブリョフの「聖三位一体」、「ウラジーミルの聖母」、さらに13世紀から18世紀にかけての数十点のイコンが、本格的な巡回展として旅立った。ただし、最も古い作品については、正確な複製に差し替えられた。

 デビューは1929年2月18日、ベルリンで行われ、その後展覧会はドイツとオーストリアを巡回し、さらにロンドンやアメリカにも渡った。どこへ行っても、驚くべき反響を呼んだ。

ドイツでの展覧会のポスター
トレチャコフ美術館

 当時のソ連当局は、これによって国のイメージを回復し、文化遺産への配慮を示すことを狙っていた。

 現在、トレチャコフ美術館では10月11日まで「イコン。パーヴェル・トレチャコフ・コレクション」展が開催中である。