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「ガチョウから水が流れるように」:この慣用句はどんな意味?
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何が起きても、その人は気にしない――「ガチョウから水が流れるように」(Как с гуся вода〈Kak s gusya voda〉)。これは、その人が何も気にせず、何の影響も受けずに平然としているようなときに言われる。日本語の「蛙の面に水」に近い。
ここで重要なのは、ガチョウの羽は、特別な脂肪の層で覆われており、水をはじくことだ。そのため、いくら池で泳いでも、乾いたまま岸に上がれる。
ロシアの有名な作家ニコライ・ゴーゴリの戯曲『結婚』では、主人公は優柔不断で、そのことに彼の友人は不満だ。その主人公、ポドコレシンは、結婚したいのか、したくないのか、花嫁候補にプロポーズするのか、しないのか、はっきりしない。そして、どんな忠告にも関心を示さない。
「腹立たしいのは、あいつが、平気で出ていったことだ。あいつときたら、何でもかんでも、ガチョウから水が流れるようだ。まったく我慢ならん!やつは、自分のアパートに帰って、横になって煙管でも吸うのだろう」。コチカリョフはこう憤慨する。
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