ロシア語の「格」の体系は習得が最も難しいものの一つ

Alexander Kislov, Natalya Nosova
Alexander Kislov, Natalya Nosova
「格」は、ロシア語を学ぶ外国人にとって最大の悪夢だろう。

 ロシア語には6つの格があり、それぞれが名詞、形容詞、代名詞の語尾を変化させる。ところが、実はこれらのほかにも格があり、話し言葉や書き言葉に時々現れる。呼格、所格(位置格)、分離格などだ。これらは、ネイティブスピーカーさえしばしば混乱させる。

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