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ロシア語でよく使われる慣用句10選…ただし身体の一部が出てくるものに限定する

Kira Lisitskaya (Photo: André Skonieczny/Global Look Press; freepik.com)
 恐怖、欺瞞、寒さ、疲労、その他の状態、状況に応じた慣用句についてご説明しよう。

1.Положить на лопатки (Polozhit' na lopatki)(両肩を〈床に〉つける、フォールする)

 これは、何らかの重要な事柄やスポーツ競技に勝つことを意味する。

2.Прожужжать все уши(Prozhuzhzhat' vse ushi)(耳元で音がブンブン鳴っている)

 何かまたは誰かについて、他の誰かがすごく話題にしている。私は、その話をさんざん聞かされて、まるで耳元で音がブンブン鳴っているようだ!

3.Спать без задних ног(Spat' bez zadnikh nog)(後ろ足なしで寝る)

 人がとても疲れていて、ぐっすり眠っているときに、このように言う。この表現は、動物の観察から生まれた。例えば、馬は、休んでいるときに手足をとてもリラックスさせているため、目覚めた後、後ろ足が言うことを聞かず、前足に寄りかかって立ち上がる。

4.С больной головы на здоровую(S bol'noy golovy na zdorovuyu)(病んだ頭から健康な頭へ) 

 何らかの争いが起こり、一方がもう一方に、責任や非難を転嫁しようとするときに、こう言う。

5.Не покладая рук(Ne pokladaya ruk)(手を休めずに)

 何かの偉業を成し遂げるときのように、全力を尽くし、全身全霊で取り組むこと。

6.Водить за нос(Vodit' za nos)(鼻をつかんで引き回す)

 文字通り、欺くこと。

7.Глаза разбежались(Glaza razbezhalis')(目移りする)

 何かがあまりにも多様で豊富なので、一つの事物に集中できないときに、こう言う。

8.Прикусить язык(Prikusit' yazyk)(舌をかむ)

 白熱した議論の最中に、誰かが、まるで舌をかんだかのように、突然黙ってしまったり、余計なことをしゃべりすぎないように議論をやめてしまったりした場合に、こう言う。

9.Губа не дура(Guba ne dura)(唇が愚かでない)

 ある人が、あらゆる面で最高のもの、あるいは他人が羨み、賞賛するようなものを持っている場合に、こう言う。あの人は「唇が愚かでない」と。この慣用句は、元来、食卓で美味しいものを選択できる、舌が肥えているという意味から来ている。

10. Зуб на зуб не попадает(Zub na zub ne popadayet)(歯の根が合わない)  

 あなたは、恐怖や寒さで震えている?ならば、この表現はあなたのことだ。