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復活祭についてのロシアのことわざ5選

キラ・リシツカヤ(写真:freepik.com, Andrey Arkusha/Global Look Press)
光り輝く復活祭は、正教会の信徒にとって最も重要な祝日のひとつだ。この祭りの伝統には、多くのことわざが結びついている。

1.「Христову дню дорого яичко」(卵は復活祭の日にこそ尊い価値がある)

 新しい生命の始まりを象徴する彩色した卵を復活祭に贈ることは、欠かせない祝いの習わしだ。卵は、クリーチ(復活祭のための円筒形のケーキ)と同じく復活祭の食卓に欠かせないものでもある。信徒たちは、祝いのあいさつを交わしたあと、復活祭用に彩色した卵を交換し、食卓では「卵ぶつけ」の遊びもする。お互いに相手の卵の殻を割ろうとするものだ。一見すると子どもの遊びのように思えるが、実際には、キリストが葬られた墓が開かれ、そののち復活したことを象徴する古い習慣だ。

 特別な料理を並べた祝いの食卓も、特別な祝辞も、まさに復活祭の時にこそふさわしい。「卵は復活祭の日にこそ尊い価値がある」と言うときには、助けや贈り物は、必要な時に、時機を逃さず与えられてこそ意味がある、ということを含意している。別の言い方をすれば、「スプーンが大事なのは昼食のとき」ということだ。

2.「Целуй в уста, теперь нет Поста」(もう斎戒は終わった、口づけを交わそう)

 これは、復活祭の伝統である、キリストの復活を祝いながら3度口づけを交わす習慣を踏まえた言い方だ。長い大斎(斎戒、精進)は終わり、動物性食品や娯楽を慎む期間も終わったのだ。

3.「Христово Воскресенье всем на веселье」(キリストの復活はすべての人に喜びをもたらす)

 復活祭は、明るく喜びに満ちた祭りであり、生が死に打ち勝つことを象徴している。

4.「Была кручина, будет и радость! Был пост, будет и Праздник!」(悲しみがあったなら、喜びも来る。大斎があったなら、祭りも来る)

 大斎のあとには、喜びの時が訪れる。人生も同じで、試練や悲しみのあとには、明るい日々がやって来る。暗い時期のあとには、必ず明るい時期が来ることを忘れてはならない。

5.「Где кулич и тесто, тут и наше место!」(クリーチと生地のあるところ、そこが私たちの居場所だ)

 復活祭の食事のためには、祝祭の食卓が用意される。クリーチ、パスハ、彩色した卵などが並ぶ。節制の期間を経て、つまり大斎期には信徒たちは動物性食品を口にしないのだが、その期間が終わると、ついに大斎明けの食事を楽しみ、食事を制限しなくてよくなる。