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モスクワ動物園のマヌル猫、ティモフェイ君を知るための5項目

ウラジーミル・ゲルド / TASS
動物の世界にもスターがいる。ロシアで最も有名なマヌル猫をご紹介しよう。

1.ノヴォシビルスク生まれ

ウラジーミル・ゲルド / TASS

 ティモフェイは2020年6月11日、ノヴォシビルスク動物園で大家族に生まれた。母親のラストチカは、マヌル猫の中でも際立って内気な性格とされる。ティモフェイはどうやら、この母から慎重かつ独立心旺盛な気質を受け継いだらしい。彼は自分のハウスにこもるか、あるいは高い場所から気付かれないように、そっと来場者を観察するのを好む。

2.ロシア語に「ザジロフカ」という語を加えた

ウラジーミル・ゲルド / TASS

 動物園スタッフが「ザジロフカ」(зажировка)と呼ぶのは、マヌル猫が冬を前にして脂肪の層を厚くするプロセスのことである。マヌル猫にとっては、野生でも自然な現象だ。2025年、本来は専門用語だったこの語は一気に一般に広まり、これを受けて言語ポータル「Gramota.ru」の専門スタッフは語意と語源を同ポータルのメタ・ディクショナリーに追加した。

3.注目の花婿候補

ウラジーミル・ゲルド / TASS

 ティモフェイは、今のところ単独で生活している。マヌル猫は独立心が強く気難しい性質の動物で、つがいは、確実に気が合うように、慎重さを要する。

 「私たちは彼に花嫁を探しています。専門の職員が飼育場や保護区を訪れ、調査とモニタリングを続けています。健康で素晴らしい仔猫が生まれるよう、彼に希少な血統の花嫁を見つられると、私たちは期待しています」

 と、2025年11月に園長のスヴェトラーナ・アクーロワさんは語っている。

 それまでは、ティモフェイはモスクワの一等地に住む独身貴族としての生活を謳歌することになる。

4.メディア・パーソンとして

ウラジーミル・ゲルド / TASS

 ティモフェイの生活は、SNSを通じてロシア中の人々が観察している。「Dzen.ru」の発表によると、2025年8月にティモフェイはロシアメディアで最も頻繁に話題になった動物だった。ティモフェイへの言及は、ファッションデザイナーのカール・ラガーフェルドの有名な飼い猫よりも多いほどだった。

5.モスクワ動物園のシンボル的存在

モスクワ動物園
キリル・ジコフ / Sputnik

 ティモフェイは、ただ来場者の人気者にとどまらない。彼はモスクワ動物園の「顔」でもある。なにしろ、モスクワ動物園のロゴに描かれているのは、ほかならぬマヌル猫。というのも、かつてモスクワでソ連の科学者たちがマヌル猫の研究と保護に大きく貢献した経緯があるのだ。