ミラノ・コルティナ2026冬季パラリンピック 金メダリスト、ワルワラ・ヴォロンチヒナに注目
「今日、私たちの国歌が流れるなんて信じられません。鳥肌が立っています!」
金メダルを決めた滑走の後、感動した彼女はそう語った。表彰式では涙をこらえることができなかった。
ロシアのパラリンピック選手団が国旗の下で出場するのは、ソチ2014以来初めてのことだ。選手たちは国のシンボルが入ったユニフォームを着て、国歌とともに表彰台に立った。そしてヴォロンチヒナは、2014年以来となる金メダルをロシアにもたらした。
彼女はこの勝利を、最近亡くなった祖父に捧げた。祖父は、孫の勝利を見ることなくこの世を去ったという。
3月9日、ヴォロンチヒナはアルペンスキーの難種目スーパーGで優勝。タイムは1分15秒60だった。それに先立ち、彼女は滑降で銅メダルも獲得している。
ヴォロンチヒナは2002年、シベリアの町バイカリスクで生まれた。生まれつき左腕の一部がないが、6歳のころからスキーを始めた。両親によると、彼女は自信に満ちた性格で、周囲の子どもたちともよく打ち解けていたという。
ワルワラは地元バイカリスクのスポーツ学校で学んだ後、モスクワの体育スポーツカレッジに進学した。パラリンピックでは片方のストックで立位カテゴリーとして競技に出場している。
彼女の最初の大きな成功は2018年。スロベニアで開催されたワールドカップの大回転で優勝した。
同年のパラリンピック出場も目指していたが、年齢条件を満たしていなかった。当時ロシア選手は中立旗の下で出場しており、その後の大会では出場自体が認められなかった。
2022年にはノルウェーのリレハンメルで開催された世界選手権で、金メダル2個と銀メダル4個を獲得している。
なお、ミラノ・コルティナ2026パラリンピック冬季競技大会では、クロスカントリースキーでもロシアのアナスタシア・バギヤンとイワン・ゴルブコフが金メダルを獲得した。