サンクトペテルブルクの、あまり知られていない名所5選(写真特集)

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北の都の魅力は、エルミタージュ美術館や夏の庭園、クンストカメラにとどまらない。注目に値する素敵なスポットはまだまだあるのだ。

1.モザイクの中庭

 チャイコフスキー通り2/7

アレクセイ・ダニチェフ / Sputnik
アレクセイ・ダニチェフ / Sputnik

 1984年に開館した、アーティストのヴラジーミル・ルベンコとその弟子たちによる野外博物館。モザイク壁画と像がいっぱいのミュージアムは、さながらバルセロナのグエル公園のよう。どこかへ向かう小さな天使たち、壁を支える色鮮やかな巨人たち、献身的な労働に勤しむ建設作業員などなど。そんな光景が、夏らしいカラフルな色彩の中で繰り広げられている。

2.ソボルナヤ・モスク

 クロンヴェルクスキー大通り7

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 ロシア帝国を代表するこのモスクは、市井からの寄付によって建てられた。寄付者の中には、ブハラ・アミール朝のアミールもいた。1910年に建設が始まり、1913年、ロマノフ王朝300周年に合わせてオープンしたが、内装作業は1920年まで続いた。インテリアは、サマルカンドのシャーヒ・ズィンダとグーリ・アミールの2つのモスクを参考にしている。第2次世界大戦中は倉庫として利用され、1956年に信徒に返還された。

3.サンクトペテルブルク・オペラの洞窟

 ガレルナヤ通り33

サンクトペテルブルク・オペラ
サンクトペテルブルク・オペラ

 ガレルナヤ通りに建つこの邸宅は、かつて、メセナのセルゲイ・フォン・デルヴィズが所有していた。1883年、サンクトペテルブルクで家族と共に暮らすことを決意したデズヴィズは、子供時代を過ごしたニースのヴァルローズ別荘を思わせるように建築家ピョートル・シュレイベルに依頼して、既存の家を改築させた。こうしてこの地に誕生したのが、客席とコンサートホールと、隣接する温室を備えた美しい屋内空間である。特に温室は洞窟を思わせる作りになっており、壁面は鍾乳石や海の貝殻で飾られている。1998年からは室内音楽劇場が入居している。美しい内装は公演時、あるいはガイドツアーで見ることができる。

4.ジョン・レノン通り

 プーシキン通り10

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 地図には載っていない地名だが、地元の人に訊けば、「リゴフスキー大通りのアーチを抜けてプーシキン通りに出れば、そこだ」と教えてくれるだろう。その中庭は、まさにビートルズの楽園。大のビートルズファンで、ビートルズ博物館創設者のコーリャ・ヴァーシンのアイディアによる空間だ。リンゴ、ジョン、ポール、ジョージのレリーフは、彫刻家のステパン・モクロウソフが手掛けた。アビイ・ロードを横断する有名な写真が壁面一杯に引き伸ばされ、イエロー・サブマリンのイラストがあり、もちろん、ジョン・レノン通りを示す標識もある。この標識は、通りの名の改称を役人に申請し続けるのに疲れた、ヴァーシンの手作りである。

5.グンゼチョイネイ・ダツァン

 プリモルスキー大通り91

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 欧州最初の仏教寺院。同時に、欧州で最も高価な仏教寺院でもある。ダツァンの壁は赤紫色のハンコ半島産の花崗岩で仕上げられているため、別名「アメシストのダツァン」とも呼ばれる。建設は、皇帝ニコライ2世が直々に許可したもの。1915年に完成し、信徒に開かれた。2階部分のステンドグラスは、ニコライ・リョーリフのデザインによるもので、仏教の神聖なシンボルが描かれている。

 建築家ガヴリール・バラノフスキーが設計し、チベットやブリヤートの伝統的寺院建築と、北方モダン・スタイルを融合させた。場所は大ネフカ川沿いが選ばれたが、これは川のほとりが瞑想向きの環境であり、悟りに近づけると考えられたからである。ダツァンの名称は、「慈悲深き聖なる教えの源」という意味である。