ロシアのニッチなレジャー10選

 イリヤ・ナイムシン / Sputnik
イリヤ・ナイムシン / Sputnik
イズバーに止まってペチカに当たり、沼地を散策し、星空を眺める。静かなレジャーと情緒あるアクティビティだ。

1.イズビング

 ウラジーミル・フェドレンコ / Sputnik
ウラジーミル・フェドレンコ / Sputnik

 村の伝統的ロシア家屋のイズバーで休暇を過ごす。ただし、現代の快適な設備付き。丸太小屋に寝泊まりし、ロシア式暖炉のペチカを焚き、薪を割り、サモワールでお茶を飲み、ヤギを連れて自然の中を散歩する。しかし、重い井戸水を運び、食料品の調達に頭を悩ませる必要は無い。

 こうしたアクティビティはプリョスで初めて実現し、現在ではトゥーラ州、ヴォログダ州、コストロマ州などにこうしたエコ・ホテルが広まっている。

2.グランピング

 アレクサンドル・クリャジェフ / Sputnik
アレクサンドル・クリャジェフ / Sputnik

 もう1つの、自然の中のエコ・ホテルの形態が、「グラマラス・キャンピング」。テント、ドーム型の天幕、モジュール型の構造物が森の中にあり、寝泊まりする場所を予め用意してもらったキャンプといった趣向。美しくエレガントなのが、グランピングの特徴。寝心地の良いベッド、美味しい朝食、必要な設備も隣のテントに完備。

3.遊牧民を訪ねて

 スヴェトラーナ・シェフチェンコ / Sputnik
スヴェトラーナ・シェフチェンコ / Sputnik

 ロシアには、およそ1万8千~2万人の遊牧民が暮らしている。その大半が、トナカイの飼育を行っている。現代の遊牧民は携帯電話もノートPCも携えているが、数百年前と変わらず、彼らは家族でかまどを囲む。ヤマルやチュコトでは、そんな彼らの生活を垣間見つつ、チュムやヤランガといった移動式住居に寝泊まりできるツアーを、現地のガイドが行っている。

 詳しくは、こちらの記事を参照。

4.アストロツーリズム

パヴェル・リヴォフ / Sputnik
パヴェル・リヴォフ / Sputnik

 オーロラを追い求め、星を眺め、新たな銀河を探す…宇宙は魅力いっぱいだ。ロシアの多くの都市に学術研究用を始め、民間や私設の天文台が存在する。北方に遠征して自分の目でオーロラを見ることができれば、一生モノの思い出になるだろう。

 こちらの記事では、天文現象の観察におすすめのスポットを紹介している。

5.ボローティング

 イリヤ・ティミン / Sputnik
イリヤ・ティミン / Sputnik

 露語で沼を意味するボロータから。ガイドの引率のもと、ロシアの沼地を旅するツアーは、自然に繰り出すアクティブなハイキングが好きな人におすすめだ。沼ツアーは所要時間が数時間程度のものから、数日に及ぶものもある。一行はただ沼地を歩くだけでなく、鳥や動植物を観察し、沼沢地を安全に移動する術を学び、そして何より、外界と隔絶された空間でリフレッシュできる。

 ボローティングはモスクワ郊外、トゥーラ州、カレリア地方、その他の風光明媚な地域で行われている。

6.サナトリング

デニス・アブラモフ / Sputnik
デニス・アブラモフ / Sputnik

 ソ連時代、サナトリウムと保養所では多くの労働者を受け入れて、規則正しい食事と健康セラピー、夕方のテーブルゲームなどを提供した。現在、サナトリウムは若者の関心を集めるようになっている。夜通しのパーティーの代わりに、ハーブティーと朝の体操。のんびりした休暇にぴったりだ。

 サナトリングの人気の行先は:コーカサスのミネラルヌィエ・ヴォードゥイ保養地群、クラスノダール地方、モスクワ郊外、アルタイ、カリーニングラード州など。

7.アイスフローティング

 ユーリ・スミチュク / TASS
ユーリ・スミチュク / TASS

 このアクティビティは、ウェットスーツを着用して氷の海に浮かび、無重力の感覚を味わいたい人向け。ムルマンスク州、カレリア、極東などの地域で体験できる。寒中水泳とは違って、ウェットスーツを着用しているので濡れず、温かい。ガイドの引率のもと、安心して氷の間を漂っていられる。

 夏には体験できないのが難点だ。 

8.バーニャ・ツアー

 パヴェル・リヴォフ / Sputnik
パヴェル・リヴォフ / Sputnik

 ロシアらしいニッチなレジャーの1つが、バーニャ・ツーリズムと呼ばれるもの。バーンシクと呼ばれるプロのバーニャ従業員の付き添いでバーニャに入り、多様な浴槽や水桶に浸かり、バーニャの様々な伝統に触れる。バーニングはイズビングやサナトリングとも相性が良い。

 理想のバーニャは、モスクワ、サンクトペテルブルク、チュメニ、エカテリンブルグ、イジェフスクなど、都市部でも見つけられるだろう。

 一風変わったバーニャについては、こちらで特集している。

9.村落ツーリズム

 イリヤ・ピタレフ / Sputnik
イリヤ・ピタレフ / Sputnik

 養蜂場を訪れ、体験教室でチーズ作りに挑戦し、農村ピクニック、草刈り体験などなど。いずれも、都市生活を一時でも離れてみたい人向けのアクティビティだ。ウラジーミル州やコストロマ州、モスクワ州などのエコファームや農業複合体では乗馬体験や釣りといった楽しみの他、珍しい料理が味わえ、農村生活に不可欠な技術を学べる機会もある。ひょっとしたら、後々に役立つことがあるかも?

10.サイレントツーリズム

 キリル・カリンニコフ / Sputnik
キリル・カリンニコフ / Sputnik

 観光客が押し寄せる事が無い、静かな地方の小都市を訪れる。これがサイレントツーリズムだ。近隣を散歩し、美しい景色を眺め、郷土博物館を訪ねる。不意に思い立って旅行するには最高の旅先だ。