
アヴァンギャルドから社会主義リアリズムへ

画家イリヤ・マシコフはフォーヴィズム作家ともセザンニスム作家とも呼ばれたが、革命後は作風を一変させた。少し前まで水辺の裸婦を描いていたのと同じ熱量で、マシコフは労働者やピオネール、工場を描くようになった。しかしそれでも、色彩に対するこだわりは持ち続けた。
『自画像』、1911年

『自画像とピョートル・コンチャロフスキーの肖像』、1910年

『静物。皿に盛られた果物』(青いプラム)、1910年

『ピオネール・キャンプにて』、1926年

『ゼモ・アフチャリスカヤ水力発電所 クラ川のダムとグルジア軍道』、1927年

『ひまわりを持つ女性』、ゾーヤ・アンドレーエワの肖像、1930年

『第17回全ソ連邦共産党大会を祝して』、1934年

『ソ連のパン』、1936年

*トレチャコフ美術館で10月26日まで開催される特別展「イリヤ・マシコフ。アヴァンギャルド。キッチュ。クラシック」では、マシコフの多数の作品を展示中