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リンゴのスパスに向けた5つのレシピ

MurzikNata / Getty Images
8月中旬の祭日、リンゴのスパスは収穫に関わる最初のお祭りの1つで、この日を境に自然は次第に秋に移り変わり始めるとされた。テーブルに上がる料理のメインは、もちろんリンゴ。代表的なリンゴメニューのレシピをご紹介しよう。

1.リンゴパイ

silencecc / Getty Images

 大斎期でも食べられるパイ。使う材料はリンゴの他、レーズン、クルミなど。

材料(4人分):

 リンゴ 2個

 小麦粉 コップ4杯

 砂糖 コップ2杯

 レーズン コップ1杯

 クルミ コップ1杯

 ヒマワリ油もしくはオリーブ油 コップ1杯

 膨張剤 ティースプーン2杯

 バニラシュガー ティースプーン1杯

 塩、シナモン お好みで

作り方:

 リンゴは大きめにザク切り、軽く茹でてから冷まして、こす。ソテー鍋で油を温め、塩、砂糖を入れ、その後、細かく刻んだレーズンとクルミを投入し、リンゴの煮出し汁を加える。小麦粉を入れて塩、バニラシュガー、シナモンを追加。出来上がった生地を型に入れて、180度で45分間焼く。

2.丸ごとリンゴパイ、リンゴをのせたリンゴ尽くし

laran2 / Getty Images

 古くからあるレシピで、有名なエレーナ・モロホヴェツのレシピ本にも掲載された。

材料(4人分):

 リンゴ 1.5kg(約15個)

 砂糖 コップ1杯

 アーモンド コップ半分

 レーズン コップ半分

 卵白 3個分

作り方:

 リンゴ10個を用意して芯を切り取って皮をむき、軽く茹でてから冷まして、深い鍋に入れる。細かく刻んだアーモンドとレーズンを混ぜたものを詰め、砂糖を加える。リンゴ5個を焼いて、ふるいで裏ごしし、卵白とコップ半分の砂糖を加え、砂糖が溶けるまですり潰して、ふわふわにする。これを先ほどの鍋に上からかけ、180度で15分間焼く。

3.リンゴのパスチラ

MurzikNata / Getty Images

 このレシピには、アントノフカ種など、甘酸っぱい品種のリンゴが最適。有名なコロムナのパスチラも、アントノフカ種で作られる。

材料(4人分):

 リンゴ 1㎏

 卵白 4個分

 砂糖 コップ1杯

 粉砂糖 ティースプーン1杯

作り方:

 リンゴを180度のオーブンで、柔らかくなるまで焼く。ふるいで裏ごしするかミキサーで粉砕し、砂糖を少しずつ加えながらかき混ぜてピューレ状にする。出来上がった白い塊が冷めるまで待つ。冷やした卵白にバニラパウダーを加えて泡立て、ピューレ状にした焼きリンゴと混ぜてもう一度、ふわふわになるまで泡立てる。これを型に入れ、80~120度のオーブンで焼く。焼き時間は温度によって、2~6時間。クリーム色になったら、取り出して冷ます。

 出来上がったパスチラは適当な大きさに切る。紅茶と相性抜群のデザートだ。

4.焼きリンゴ

ArtCookStudio / Getty Images

材料(4人分):

 リンゴ 4個

 砂糖 スプーン2杯

 砂糖のかわりにハチミツを加え、細かく刻んだクルミとシナモンを追加しても良い

作り方:

 リンゴの芯を抜き取り、並べる。各リンゴの中心に砂糖(もしくはハチミツとクルミ)を加える。200度で15~20分間焼く。その後、もう1度砂糖を加え、オーブンで20~30分焼く。

5.リンゴのオラディ

NoirChocolate / Getty Images

材料(4人分):

 リンゴ 1~2個

 牛乳 200ml

 植物油 スプーン1杯

 砂糖 スプーン3杯

 卵 1個

 小麦粉 125g

 膨張剤 1g

 シナモン お好みで

作り方:

 皮をむいたリンゴを細かく刻むか、すりおろす。これに牛乳、砂糖、卵、シナモンを入れ、かき混ぜながら小麦粉を加える。この生地を少量ずつ、あらかじめ温めておいたフライパンにのせ、3分ほど、両面から焼き上げる。

 オラディはスメタナやハチミツを添え、紅茶のお供にするのも良い。