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「ザリガニがどこで冬を過ごすか教えてあげよう」:この慣用句はどんな意味?
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もし誰かがこう言って脅してきたら、ただではすまないだろう。「ザリガニがどこで冬を過ごすか教えてあげよう」(〈Ya tebe pokazhu, gde raki zimuyut!〉)。
これは、人が、何かのせいで相手を罰したり、訓戒を与えたりしたがっていることを意味する。だから、「ひどい目にあわせる」、「おぼえてろ、ただじゃすまないぞ」といったところだ。
ここでは、まず、この生き物がどこに棲んでいるか理解しなければならない。次に、なぜこのフレーズがそんなに脅迫めいて聞こえるのか考えよう。
ザリガニは淡水域にいる。寒い季節が始まると、自分で穴を掘る。水没した木の下に隠れた、彼らの「家」を見つけるのは大変だ。
かつては、9月から4月にかけて獲れるザリガニが、とくに美味だとされていた。これは、冷たい水のなかで、あるいは氷の張った水中で探さねばならなかった!まさに苦役だ。主人は、食卓に珍味が並ぶ豪華な夕食を味わえるが、下僕は、凍えて病気になりかねない。だから、「ザリガニがどこで冬を過ごすか」探しに行けという命令は、非常に厳しい罰を意味したわけだ。
時とともに、この表現は比喩的な意味をもつようになった。もうザリガニを捕まえるように強制する人はいないが、この慣用句は、今でも脅しとして使われている。
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