ロシアの民族:ウドムルト人
ロシア連邦には190以上の民族が暮らしている。今日はその中からウドムルト人を紹介する!
ロシアには、このフィン・ウゴル系民族の人々が約38万人暮らしており、その多くはウラル山脈西麓のウドムルト共和国に居住している。「ウドムルト」という民族名のうち「ムルト」はイラン語系の語源を持ち、「人」を意味する一方、「ウド」の意味は今も謎のままである。かつてロシア人はウドムルト人を「ヴォチャク」と呼んでいた。
ウドムルト人は古くから養蜂に携わってきた。彼らはミツバチを罪のない人々の魂だと信じ、その命を奪うことは大きな罪とされた。ウドムルトの民間伝承には、ミツバチの羽音をまねる「ミツバチの歌」も存在する。
ゲルベルはウドムルト人の主要な民族祭りの一つである。春の農作業の終了を祝う祭りで、その名称はウドムルト語で「鋤の後」を意味する。ゲルベルは6月または7月に催され、この日には歌を歌い、輪になって踊り、スポーツ競技を行い、フィン・ウゴル系の料理を味わう。
ウドムルト人は、肉のだしに溶き卵を加えたスープ「シド」、そしてキャベツ、肉、またはチーズを包んだ、発酵させない生地の開いたパイ「ペレペチ」を好んで食べる。デザートには、ガマズミの実を使った「シュニャン」というパイを食べる。伝統的な飲み物には、パンから作るクワス「シュカシ」と、ビーツから作るクワス「ヴァレンチャ」がある。