自然と一体になろう!裸足で散歩できる5つのコース

zsv3207/Getty Images
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流行りのシューズや機能的なスニーカーなんていらない。裸足で楽しむルートもあるのだ。

モスクワ州

FGBU「ロシニー・オストロフ国立公園」
FGBU「ロシニー・オストロフ国立公園」

 総延長– 3,6 km

 ロシヌイ島(ヘラジカ島)の樹木園の敷地内では4年前から、裸足で散策できる特別ルートが整備されている。このエコルートには40種類以上の舗装があり、普段クツで歩き慣れている人にとっては、足裏で実に様々な感触を体験できる場所だ。砂やウッドチップ、さらには松ぼっくりの上を裸足で歩き、巨岩を飛び越え、足先を水に浸すといった行程を楽しめる。全ての舗装は一定の順序で配置されており、各エリアにはそれぞれの舗装の健康上の効果が示されている。

 履物はルートのスタート地点で専用ロッカーに保管できるので、手ぶらで散策可能。

バシコルトスタン共和国

ナターリヤ・ウグリュモワ/Getty Images
ナターリヤ・ウグリュモワ/Getty Images

 総延長– 30メートル

 ウファ市のジョムスキー樹木園では、2023年に裸足散歩ルートがオープンしている。白樺林の中を通るルートは木の断面や松ぼっくり、松の樹皮、おがくず、大小の石など、短いルートながら変化に富んでいる。裸足散歩ビギナーにおすすめだ。

クラスノダール地方

H.G.シャポシニコフの名を冠したコーカサス自然生物圏保護区
H.G.シャポシニコフの名を冠したコーカサス自然生物圏保護区

 総延長– 300メートル

 クラースナヤ・ポリャーナ町のコースは単なる裸足散歩ルートというより、感触体験エリアとでもいうべきものだ。自然にすっかり溶け込むべく、ケータイの電源を切り、ゆっくり歩くのがおススメ。松ぼっくり、樹皮、礫など、コーカサス自然保護区産の自然素材が使われている。ルートに沿ってカラマツ製の12のオブジェクトが置かれている。「森のシロフォン」を使えば、様々な種類の木がどのような音を奏でるか、知ることができる。「山々の耳」は、天然のアンプの働きをする。また、嗅覚や触覚を試す専用の箱も用意されている。箱の中には自然の「クイズ」が隠されており、匂いと手触りでその正体を探らなければならない。

ヤマロ・ネネツ自治管区

FGBUネネツキー国立自然保護区
FGBUネネツキー国立自然保護区

 総延長 – 5 km

  忍耐力が試される裸足散歩ルートである。極圏を裸足で散策したい、という人にもおすすめだ。コスチャノイ・ノス半島のネネツキー自然保護区に、「ツンドラを裸足で」というルートがある。このルートを通るには、ツアーに参加するのが条件。

 ルート上には12のポイントがあり、巨大なコハクチョウの卵型のオブジェが目印となっている。砂地や湿地帯、ツンドラの苔に覆われた土地を通るルートである。大ザフレベトノエ湖と小ザフレベトノエ湖、そして野鳥を眺めながらの散策が魅力。履物を脱ぎたくない場合は、鹿の道エリアでのみ履くことができる。

チェリャビンスク州

ズィラットクル国立公園
ズィラットクル国立公園

 総延長– 2,6 km

 言葉では言い表せない体験だ!サトカ市にほど近いジュラトクリ国立公園に整備された専用の裸足散歩ルートは、エコルート「湖の秘密」からスタートし、湖畔へと続く。松ぼっくり、砂、巨石、木枝、木の断面といった舗装が続き、五感を研ぎ澄ませて楽しめる。ルートの終着点は、ウラルで唯一標高724メートルの高地にあるジュラトクリ湖である。

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