クマが見られるロシア国内のスポット7選
1.南カムチャッカ禁漁区、カムチャッカ地方
カムチャッカ半島南部のクリル湖の付近は、世界でもっともクマの生息密度が高い地域である。特にサケの産卵期は数十~数百頭ものヒグマが、鮮魚目当てに集まって来る。
カムチャッカではツアーも組まれているので、観光客もその壮観な光景を目にすることができる。ただし、狩りに勤しんでいる間のクマは人間には注意を向けないが、クマの正面をウロウロするのは避けるべきだ。
2.クロノツキー自然保護区、カムチャッカ地方
クロノツキー自然保護区も、ヒグマが多数生息するスポットで、個体数は700頭近い。全て、国家の保護下に置かれている。ここにはクマにとって十分な量の魚と果実があるため、クマが人間を脅かすことは少ない。この自然保護区はクマだけでなく、ロシアの奇跡的な自然環境の1つである「間欠泉の谷」でも名高い。
3.コニ半島、マガダン州
マガダン州には、ヒグマが生息する原生林が多い。専門家の調査によると、中でも最も多いのが、マガダン国立自然保護区に含まれるコニ半島だ。岩石の多い地形で、保護区の職員と観光客以外の人間はいない。夏のカラフトマスの産卵期にはクマが河沿いに集まり、豊漁を満喫している。
4.ウランゲリ島、チュクチ自治管区
北極海のこの島は、容易にはたどり着けない難所である。「シロクマの産院」とも呼ばれる島で、毎年100頭以上の子熊が誕生する。定期的に専門家による上空からのモニタリングが実施されており、出産に使われるほら穴を多数確認している。シロクマは繁殖のためだけにほら穴を掘り、春の到来まで安心して暮らせる場所を慎重に選ぶ。
5.「クマの島」保護区、サハ共和国
6つの小島からなる東シベリア海のこの群島も、シロクマが多く生息する。クマの島の呼び名通り、2平方キロメートルあたりに1つの割合で繁殖用のほら穴がある。最も近い集落までは海路で100キロメートル以上離れている、人跡未踏とも言える地だ。
6.「ウデゲイスカヤ・レゲンダ」国立公園、沿海地方
この極東の国立公園にはヒグマとツキノワグマが生息している。2026年、ここでツキノワグマを特徴的な胸の白い模様で識別するプロジェクトが試験的にスタートした。ツキノワグマの観察は、カメラトラップの補助によって行われている。
7.ボリシェヘフツィルスキー自然保護区、ハバロフスク地方
ここも、ツキノワグマとヒグマの生息地である。驚くべきことに、保護区はハバロフスク市からわずか20キロメートルしか離れていない。時には、クマが新鮮なベリー類やハチミツを求めて農地に出没することもある。他の保護区同様、この保護区も訪れる際は安全のために、経験豊富なガイドとともにグループで訪問するべきだ。