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ロシア連邦の学生ビザを取得するにはどんな手続きが必要か

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ロシアの大学に入学した人、あるいはロシア語学習プログラムに参加するために渡航したい人は、学生ビザを申請できる。ここでは、その手続き方法をご説明しよう。

 ロシアで学ぶために渡航する外国人学生には、ビザが必要だ。自国とロシアのあいだに査証免除制度がある場合でも、留学のためにはビザを取得しておくほうがよい。というのも、ビザなしでの滞在は通常、短期間に限られる一方で、学業は数年に及ぶことがあるからだ。

 新学年の始まりに間に合うよう、ビザの手続きは早めに始めることをお勧めする。

1.大学から招待状を受け取る

 まず、留学先となる大学から招待状を受け取る必要がある。招待状は3か月前から取得でき、有効期間は最長で90日だ。

 ロシア連邦政府のクオータ(割り当て、受け入れ枠)や国費奨学金で入学した場合は、招待状はロシア連邦外務省が作成し、あなたの住む都市の領事館、または招待状に記載された領事館に直接送られる。

2.ビザはどこで申請できるか

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 ビザは、自国にあるロシア連邦大使館または領事館で申請できる。申請は渡航の45日前から可能だ。事前予約が必要なので、自国にある領事館の一覧は、ロシア連邦外務省のサイトで確認してほしい。

 訪問前には、以下の書類を準備する必要がある。

  • 大学からの招待状
  • ビザの有効開始日から1年半以上有効で、かつビザ貼付用の空白ページが少なくとも2ページあるパスポート                       
  • 記入済みのビザ申請書
  • 3.5×4.5センチの証明写真
  • 医療保険証書(90日を超えない期間のビザが発給される場合)
  • HIV陰性証明書(90日を超える期間のビザを取得する場合)
  • 未成年者の場合は、出国に対する保護者の同意書

 個人情報、期間、ロシアへの入国日などは、十分に注意して確認することをお勧めする。

3.学生ビザはどのくらいの期間発給されるか

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 最初のビザは1回入国用として発給され、有効期間は3か月だ。その後はロシア国内で延長できる。この手続きは大学が支援してくれるので、ビザの有効期限が切れる30日前までに、外国人留学生担当部署に相談しよう。

 2回目のビザは1年間有効で、ロシア国外への渡航も可能になる。その後も毎年、更新が必要だ。

 期限切れのビザでロシアに滞在した場合、学生には罰金が科され、最悪の場合には国外退去処分となり、その後5年間ロシアへの入国が禁止されることがある。

4.到着後は居住登録を行う必要がある

 すべての外国人留学生は、ロシア到着後1週間以内に居住登録を行わなければならない。

 通常は受け入れ大学がこの手続きを手伝ってくれるため、到着後すぐに外国人留学生担当部署に連絡する必要がある。学生寮に住む場合は、寮の住所で登録される。自分で住宅を借りて住む場合は、その住所で登録することになり、この際、家主の承諾書と賃貸契約書を提出しなければならない。

 また、入国時には、出入国審査の前に移民カードが渡されるので、これに記入し、滞在期間中は常に携帯しておく必要がある。居住登録の際にもこのカードが必要になる。

 このカード自体に有効期限はないが、ロシアを出国して再入国する場合には、あらためて記入し直さなければならない。

 通常、居住登録の有効期間は、学生ビザの有効期間と一致する。ただし、ビザを延長した場合や、ロシア国内あるいは国外へ旅行した場合には、再度登録が必要になる。なお、出国した時点で登録は自動的に抹消される。

 さらに、到着後90日以内に健康診断も受けなければならない。詳細は所属大学で確認しよう。

5.書類を紛失した場合

 外国人留学生が移民カードを紛失した場合、3日以内にロシア連邦内務省・移民問題総局の地域窓口に行かなければならない。窓口の一覧はサイトで確認できる。他の書類に問題がなければ、その日のうちに無料でカードの再発行を受けられる。

 移民制度上の規則に違反した外国人留学生には行政罰金が科される。さらに行政違反が2回に達すると、国外退去処分となり、3年間ロシア連邦への入国が禁止される。

6.学生ビザで働くことはできるか

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 正式に就労するためには、就労許可または「パテント」(CIS諸国からの労働者に適用される労働許可の一種)が必要だ。ただし、次の3つのカテゴリーに属する外国人学生は、追加の就労許可書類なしで働くことができる。

  • 休暇期間中に働く者
  • 学業時間外に、自分が在籍する教育機関で働く者
  • 国家認定を受けた教育機関に在籍し(オンライン形式を除く)、かつ学業時間外に働く学生

おまけ

 国家認定を受けた国立大学の学生であれば(オンライン形式を除く)、「教育目的の一時滞在許可」を取得できる。これによって、就労やより長期のビザ取得から、無料の医療支援、さらにその後の「永住権」の取得手続きの簡略化まで、より多くの可能性が開かれる。教育目的の一時滞在許可についての詳細は、当サイトで確認しよう。

 大学を退学した場合、または休学した場合には、学生ビザは直ちに無効となる。

 ビザ取得のより詳細な条件やその他の重要な情報については、所属大学のサイトで確認することをお勧めする。