ロシアの民族:ドルガン人
ロシア連邦には190以上の民族が暮らしている。今日はその中からドルガン人を紹介する!
ドルガン族の人口は8000人強で、その大半はクラスノヤルスク地方のタイミル半島に住んでいる。このテュルク系民族はロシアで最も若い民族の一つであり、20世紀初頭にヤクート人、エヴェンキ人、ロシア人の混血によって形成された。
北方諸民族の中でも、ドルガン人は特に鮮やかで美しい衣装で際立っている。かつては「ツンドラの貴族」とさえ呼ばれていた。伝統衣装の最大の特徴は、その複雑で多彩な装飾である。ドルガン人はよく「装飾のない衣服には魂がない」と言う。
ドルガン人の伝統的な信仰によれば、世界は三つに分かれている。上の天上界、中間の地上界、そして下の冥界である。これらすべての世界を行き来できるのはシャーマンだけだ。シャーマンは人間と善霊との仲介者であり、悪霊から人々を守る存在でもある。しかし今日では、ドルガン人の大多数は正教徒である。
トナカイの肉はドルガン人の伝統的な食生活の基本である。生のまま、茹でて、干して、燻製にして、あるいは凍らせてまで食べられ、その血はスープやソーセージの材料として使われる。もう一つの人気料理は「クスプィト」(ストロガニナ)で、凍った魚を薄く削ったものである。