ロシアの民族:チュヴァシ人

ロシア・ナビ(写真:OpenAI)
ロシア・ナビ(写真:OpenAI)
ロシア連邦には190以上の民族が暮らしている。今日はその中からチュヴァシ人を紹介する!

 ロシアには、このテュルク系民族が100万人以上暮らしており、その大半はチュヴァシ共和国の領域に集中している。最も広く知られている説によれば、チュヴァシ人は、7世紀に黒海沿岸地域から中部ヴォルガ地方へ移住した、テュルク語を話す古代ブルガール人の子孫であるとされている。

セルゲイ・ボビレフ / TASS
セルゲイ・ボビレフ / TASS

 チュヴァシ語は、テュルク諸語のブルガール語群の中で現存する唯一の言語である。この言語は、かつて強大な勢力を誇ったハザールやフン族の言語(いずれも消滅している)と同系統にあたる。チュヴァシ語の表記には、時代によってルーン文字、アラビア文字、ラテン文字が用いられてきたが、現在はキリル文字が使用されている。

Lengesov Anton (CC-BY-SA-4.0)
Lengesov Anton (CC-BY-SA-4.0)

 チュヴァシ人は農耕民族であり、彼らの主要な祭りの一つがアカトゥイ(「プラウの祭り」)である。これは春の農作業の終わりを祝う祭りで、当日はスポーツ競技や展示・物産市、民族衣装のファッションショーなどが催される。

アナトリー・メドヴェド / Sputnik
アナトリー・メドヴェド / Sputnik

 チュヴァシ料理は、スープの種類が豊富なことで知られている。肉、魚、キノコを使ったブイヨンのほか、緑色のシチー、乳製品を使った冷製スープなどがある。また、穀物、野菜、カッテージチーズ、肉、あるいはベリー類を詰めたパイも非常に人気が高い。代表的な料理の一つとされているのが、シャルタン——羊の胃袋の中に羊肉とニンニクを詰めて焼いた料理である。

Yefremov Oleg (CC BY-SA 4.0)
Yefremov Oleg (CC BY-SA 4.0)