ロシアの民族:ハカス人
ロシア連邦には190以上の民族が暮らしている。今日はその中からハカス人を紹介する!
南シベリアの先住のテュルク系民族で、人口は6万人を超える。その大半はハカス共和国に居住している。彼らは自らを「タダル」と称する。「ハカス」という民族名は、ソビエト政権初期にボリシェヴィキが古代中国の年代記から採用したものである。
何世紀にもわたり、ハカス人の主要な伝統的生業は馬の飼育であった。馬は騎乗用および荷役用の家畜として使われたほか、乳の供給源でもあり、皮は日常生活で、毛は狩猟や漁労で利用された。ハカス人は、ほかのあらゆる娯楽よりも競馬を好んだ。
ハカス料理の基本となるのは、炒って挽いた大麦または小麦の粉であるタルガンである。これを用いて粥やスープを作るほか、蜂蜜、木の実、乾燥させた果実を加えて丸め、栄養価が高くおいしい団子にする。飲み物では、発酵乳から作るアイランが広く親しまれている。
ハカス人の最も重要な民族的祝祭は、初物のアイランを祝うトゥン・パイラムである。歴史的には、家畜が冬の宿営地から夏の牧草地へ移動し、新鮮な乳製品が得られるようになる時期を告げるものであった。現在は、コンサート、コンテスト、ハカス料理の試食、スポーツ競技などを行って祝われている。