『Sigma Boy』:ロシアの少女デュオの歌がビルボード入り!

『Sigma Boy』:ロシアの少女デュオの歌がビルボード入り!
@maria.iankovskaia
11歳のスヴェトラーナ・チェルティッシェワ(aka Betsy)と12歳のマリヤ・ヤンコフスカヤのデュオは、アメリカの音楽チャートBillboardのホットダンス/ポップソングス部門において2025年1月18日で7位についた。

 コメント欄には、曲はヒットチャートの1位に相応しいという投稿や、そもそもロシア発の曲だとは知らなかったというコメントが寄せられている。

 曲は2024年10月にリリースされ、たちまちヒットした。YouTubeでは再生回数5300万回、Spotifyでは再生回数3000万回。ロシアをはじめ世界中の何百というユーザーが、この曲に合わせたダンスをSNS上で披露している。

『Sigma Boy』:ロシアの少女デュオの歌がビルボード入り!
@alina_iankovskaia

「曲は知名度抜群で、どこでも歌われています」と語るのは、マリヤの母であるメディアプロデューサーのアリーナ・ヤンコフスカヤ

「現在はマリヤと一緒にヨーロッパを旅行中です。ドイツでもイタリアでも、街中でも、地下鉄でも、レストランでも、どこでも人々は私たちに気付きます。プラハではカレル橋に大勢のファンが集まり、サインを求められ、一緒に写真撮影をしました。リヒテンシュタインで軽食を摂るために入ったカフェでも、子供たちがマリヤに気付いて『Sigma Boy』を歌い始めたほどです」

 歌詞は「シグマボーイ、女子なら誰もがキミと踊りたい」とシンプルで、印象深いメロディが特徴。作曲を担当したのはスヴェトラーナの父ミハイル・チェルティッシェフ。普段はアニメ用の楽曲を制作している作曲家だ。

『Sigma Boy』:ロシアの少女デュオの歌がビルボード入り!
@badsee_official

 シグマという自称は、社会の枠にはまらない男性たちが用いたものだった。この曲における「シグマ」は、女の子にモテモテの男子のことでもある。

 アリーナによると、少女デュオは同曲のミュージックビデオの制作に取り組んでいるという。

「予算も十分につけて、面白い演出も加えた華やかなものになります。新曲もソロからデュエットまで必ず出しますが、まだ秘密なので詳しくは語れません」

とのことだ。

 スヴェトラーナ・チェルティッシェワはペテルブルグ在住、マリヤ・ヤンコフスカヤはモスクワ在住で、2人とも学校に通っている。スヴェトラーナはすでに何年も歌をレコーディングしSNSで発信もしている。マリヤはブロガーで、子供向けTV局「STS Kids」で司会を務めている。

最も興味深いコンテンツを見逃さないでおきたい方は、さまざまなプラットフォームでロシア・ビヨンドの情報を入手していただけます:

<