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ロシアでしか体験できないあれこれ
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1. モスクワからウラジオストクまで電車移動
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同じ国の中を、一週間もかけて電車移動?そんなことが有り得るのは、ロシアだけ。世界最長のシベリア鉄道があるからだ。その全長は、実に9000km以上!片道乗るだけで、車窓からは花咲きほこる光景から雪景色まで見られるのである。
2. 十の時間帯を横断
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モスクワでペトロパヴロフスク・カムチャツキー行の飛行機に搭乗すると、10もの時間帯を横断することになる。帰路に至っては、時間旅行さながらの体験もできる。ペトロパヴロフスク・カムチャツキーからモスクワへの空路は8時間50分だが、両都市の時差は9時間。つまり、出発時刻より10分早い時刻にモスクワに到着するのである。
ちなみに、ロシアの時間帯は全部で11。しかし、カムチャッカとカリーニングラードを結ぶ直行便は無い。
3. 地球で最も寒い場所で寒中水泳
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寒中水泳は多くの国で親しまれている。しかし、-40℃を下回る極寒に、氷のような水に入る事は想像できるだろうか?それが可能なのはロシアだけ。ロシアで最も寒冷なサハ共和国ならでは、である。水の中の方が暖かいとまで言われている。
ロシアでは年に一度、氷結した川や湖の氷にあけられた穴に浸かるため、長い行列ができる。主の洗礼祭の恒例行事である。
4. 高温の中、枝葉で自分の身体を叩く
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酷暑と極寒が同居するのがロシアだ。ロシア人は100℃のサウナで「骨まで暖まる」のを好む。特に、白樺の枝葉をたばねた「ヴェーニク」でお互いの身体をバシバシ叩くのが快感として好まれている。こうしてサウナで過ごした後は、まるで生まれ変わったかのような気持ちになるという。
5. 約200の民族に出会う
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ロシアの人口は1億4600万。その中には190を超える民族が含まれており、277の言語と方言を用いている。言語の数でロシアを上回るのはインド(なにしろ人口が14億である)など少数。しかし、インドの言語が4語族であるのに対し、ロシアの言語は15語族にもなる。コーカサス地方だけで複数の語族があり、最大のナフ・ダゲスタン語派だけでも30の言語を含み、話者は200万人を超える。
他にも、ロシアでしかできない事は色々あるはず。ロシア・ビヨンドのテレグラムで話し合ってみよう!