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「新モスクワ」の5つの観光スポット(写真特集)
1. 映画村「モスキノー」
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クレムリンの聖堂広場のセット、往時のモスクワのプラスチックで作られた街路、古代ロシアのウラジーミル、あるいは、アメリカのワイルド・ウエストの世界…。これらは、新しい映画村において観光客が見学できる映画セットのごく一部にすぎない。2024年にオープンし、面積は1千ヘクタール以上に及ぶ。
フードコート、エンターテイメント、アイススケートリンク、ライブ音楽も楽しめる。実際の映画の撮影中に、群衆シーンに参加することもできる。地下鉄駅の「チョープルイ・スタン」と「オリホフスカヤ」から無料バスで簡単にアクセスできる。
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2. 動物園「猿の惑星」
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こういう名前であるにもかかわらず、この動物園の広大な敷地内には、霊長類だけでなく、さまざまな動物や珍しい鳥もいる。ラクダ、カモシカ、キツネザル、トラ、ライオン、アルパカ…これほど多様な動物は、めったに見られないだろう。ヤギ、ヒツジ、ウサギなどの動物たちと触れ合えるコーナーもある。子供向けの多様なエンターテイメントや綿菓子なども用意されており、広大な駐車場も利用できる。
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3. 貴族の邸宅「オスタフィエヴォ」
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この博物館保護区は、「ロシアのパルナス」と呼ばれている。18世紀に建てられたヴャーゼムスキー=シェレメーチェフ公爵家の郊外の邸宅だ。19世紀には、詩人や知識人の集まる場所だった。作家・歴史家ニコライ・カラムジンは、ここの主人の義理の息子であり(カラムジンの妻エカテリーナは、両親のいずれもヴャーゼムスキー一門の出身だ)、ここで全12巻からなる『ロシア国家史』を執筆した。
今日も、池、橋、東屋などのある美しい公園を、散策することができる。ソ連時代も、文化遺産として認識され、破壊されることはなかった。そして、もちろん、公園だけでなく邸宅も見てほしい。ここでは今でも、音楽の夕べや講演会、クエストが開催されている。
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4. 作家村「ペレジェルキノ」
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1930年代に、田舎に「作家村」が出現した。ソ連最高の作家たちに対し、人里離れた森の一隅で、別荘を割り当てる――これは、マクシム・ゴーリキーの着想だ。そして、ヨシフ・スターリン自らが、それを承認した。ここで作家たちは、家族とともに落ち着いて創作に取り組むことができた。
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現在、ここでは、家屋の半分ほどが博物館になっており、当地の「創造の家」では、文学の夕べが催されている。ペレジェルキノの全体が、クリエイティブな人々やヒップスターにとって魅力的な場所だ。パステルナークやエフトゥシェンコがかつて食事をしたビュッフェや、新しくできたおしゃれなレストランで食事を楽しめる。鉄道「モスクワ中央径線」のペレジェルキノ駅から行くのが便利だ。
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5. 博物館「物理学のクンストカメラ」
(サンクトペテルブルクにある有名な博物館「クンストカメラ〈驚異の部屋〉」の名を踏まえている。)
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この博物館の見学は、子供たちにとってとくに興味深いだろう。ソ連時代に、トロイツク市は、学術都市となり、ソ連科学アカデミーの一拠点だった。ここで、電波や地磁気から高圧物理学まで、幅広く物理学が研究されていた。
「科学者の家」にある博物館では、科学的なトリックや興味深い展示物を見ることができる(カメラ・オブスクラ〈暗い部屋〉、ニュートンサークル、ヘロンの鎖など)。
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