
ミハイル・ショーロホフ:『静かなドン』を著したノーベル賞受賞作家に関する5つの事実

5月24日は、ソ連の作家ミハイル・ショーロホフ生誕120年。そこで、その生涯と創作の興味深い頁を紐解いてみよう。
剽窃の嫌疑

コサックではないコサック作家

サルトルも彼を称賛した…
1964年、フランスの作家で哲学者のジャン・ポール・サルトルは、ノーベル文学賞を辞退し、その理由に関する声明で、前回の賞がショーロフに授与されず「賞を受けた唯一のソ連の作品が、本国では禁じられ国外で出版された本であった」(1958年のノーベル賞受賞者ボリス・パステルナークの『ドクトル・ジヴァゴ』のこと)ことに遺憾の念を表わした。
長篇小説『静かなドン』の映画化

銃殺刑の判決に関する隠された事実

ショーロホフとソルジェニーツィン
このノーベル賞作家同士の複雑な関係は、よく知られている。1970年代、ソルジェニーツィンは、長篇小説『静かなドン』を剽窃したとしてショーロホフを非難した人の一人だった。
後に、この両作家は、相手の創作に対するコメントを拒否するようになった。