
サンクトペテルブルクの聖イサアク大聖堂に「コピー」が現れたわけ

実は、聖イサアク大聖堂が2つあることをご存知だろうか?これは冗談ではない。聖堂の柱廊を飾る高浮き彫りの一つに、その小さな模型を見ることができる。それは、トーガを着た男が片手で持っている。

これは、彫刻群「ダルマチアの聖イサアクが皇帝テオドシウスを祝福する」の一部だ。制作したのは、彫刻家イワン・ヴィターリ。彼は、この祝福の場面に居合わせた者の中に…聖イサアク大聖堂の設計者オーギュスト・モンフェランも入れた。そのモンフェランが、聖堂の模型を手に持っているわけだ。
ヴィターリは彼を、トーガをまとい、頭を高く上げている姿で描いた。彫刻はモデルにそっくりだった。

オーギュスト・モンフェランは聖イサアク大聖堂に埋葬されることを望んでいたことが知られている。しかし、この建築家はカトリック教徒だったため、皇帝アレクサンドル2世は、許可を与えなかった。しかし、彼とその主たる創造物の記憶は、大聖堂のファサードに残っている。