
ヴォルガ川、夏の光景(写真特集)
ヴォルガ川の周辺は、いわるゆ「黄金の環」を構成する都市が点在している。その中心的存在が、ヤロスラヴリ。写真は、ヴォルガ川とコトロスリ川の合流地点にたつウスペンスキー聖堂(生神女就寝聖堂)。
小さく可憐なムィシュキン市は、夏の到来とともに賑やかになる。ここは、クルーズ船の寄港地なのだ。

水泳が好きではなくても、ヴォルガ川ではせめて足だけでも濡らしてみるべきだろう。ヴォルガの水は真夏でも冷たい。写真は、タタルスタン共和国。

近年、小都市ルィビンスクの人気が急上昇している。同市の旧市街では、看板がすべてレトロ・スタイルで統一されている。

ヴォルガ川の夏のレジャー代表は、やはり船だ。大型のフェリーだけでなく、個人所有のボートや小型船も多い。写真は、ルィビンスク市からほど近い、ヤロスラヴリ州コプリノ浦のリゾートホテルの船着き場。

ヴォルガ川に橋を架けるのは、容易ではない。実際、架橋されていない都市も少なくない。その代わり、多くの都市では夏季に渡し舟が運行する。

多くの都市は中心地に砂浜があり、一日中、人々がレジャーに興じている。写真は、ビーチサッカーを楽しむ人達。

ニジニ・ノヴゴロドではヴォルガ川にオカ川が流れ込み、美しい砂嘴を形成している。

至聖生神女大聖堂を眺めながら水上バイクに乗れるのも、ニジニ・ノヴゴロドの魅力の1つ。

ヴォルガ川といえば、夕焼け!イヴァノヴォ州キネシマ市で、沈む夕日を眺める市民の様子。

ソ連時代、ヴォルガ川には幾つかの水力発電所が建設され、貯水池も数カ所に出現した。この時、古い村や修道院は水底に没している。写真はトヴェリ州カリャージン市の、水没した鐘楼。

サマラ市のビーチを空撮したこの写真では、沈泥質の水底ために濃い茶色になっているヴォルガ川の水の色がよく分かる。

ヴォルガ川の左岸はなだらかだが、右岸は急峻だ。絶壁もあり、ロッククライミングを行う地元民もいる。写真は、サマラ州の国立公園「サマルスカヤ・ルカ」。

アストラハン付近のヴォルガ川の三角州は、蓮も花を咲かせる。

ヴォルガ川のカモメは、そのサイズも騒々しさも、海のカモメに引けを取らない。

というわけで、ヴォルガ川が旅先の候補になれば幸いである。
