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ロシアの北極圏、是非見ておきたい10の場所(写真特集)

alexkotlov / Getty Images
ロシアの北極圏は、厳しい北方の大自然と人間の不屈の精神が隣り合う、稀有な世界だ。

1.プトラナ台地、クラスノヤルスク地方

パヴェル・クズミチェフ

 異世界さながらの絶景が広がる巨大な山岳地帯。頂上が平坦な丘陵が無数に連なり、それらの間に滝や深い峡谷が横たわる風景を想像してみてほしい。ロシアの地理的中心であるヴィヴィ湖があるのも、プトラナ台地である。アクセスはノリリスクからのヘリコプター、もしくはラマ湖を船で渡る。

2.ドゥディンカ、クラスノヤルスク地方

パヴェル・クズミチェフ

 ノリリスクから90kmに位置する小都市に、ロシア最北の国際港がある。北極海航路の要衝だ。

 郷土資料館は、ドゥディンカの見所の1つ。北極圏で最も印象深い博物館の1つで、約4万5千年前のマンモスのジェーニャの「住まい」でもある。

3.ヴォルクタ、コミ共和国

パヴェル・クズミチェフ

 北緯67度に位置する、炭鉱の町として名高いヴォルクタ。時の止まったような錯覚をおぼえる町だ。文化会館の壮麗な円柱、鉱山技術学校、モニュメンタルなピオネール宮殿など、時代を感じる建築が多い。市の周囲を囲むように石炭坑や労働者町があり、周回しながら見られるが、その多くは今では無人である。

4.ムルマンスク、ムルマンスク州

パヴェル・クズミチェフ

 北極圏では世界最大(人口26万人)の都市。原子力砕氷船「レーニン」内部の見学はおすすめ。のランドマークは、大祖国戦争でソ連極北地域の防衛に従事した人々を顕彰する記念碑。展望台からはコラ湾のパノラマが広がる。

5.テリベルカ、ムルマンスク州

パヴェル・クズミチェフ

 北緯69度、バレンツ海沿岸の古い漁村。冬はオーロラが見られ、夏はバレンツ海に触れ、ロシア北極圏の歴史探訪、ホエールウオッチングなどが楽しめる。

6.キーロフクスとヒビヌイ、ムルマンスク州

Yevgen Timashov / Getty Images

 北極圏では最も行きやすい山岳地帯。ロープウェイに乗れば、高所から北極圏を見おろす体験も。ロシア最北の植物園もある。

7.デジニョフ岬、チュコト自治管区

アンナ・ソロキナ

 ユーラシア大陸最東端の、文字通り地の果てだ。灯台は、コサックのセミョン・デジニョフの記念碑でもある。1648年、デジニョフの探検隊が初めてこの地に到達したのを記念するものだ。

8.180度経線、チュコト自治管区

アンナ・ソロキナ

 利便性を優先した結果、公式の日付変更線はロシアとアメリカの海上境界線側にずらされている。地理的には、エグヴェキノト村から約60kmに位置する。

 北極圏の南端と180度経線の交差点にあるのは、コンクリート製のモニュメント「太陽のシンボル」。これは、4億分の1スケールで太陽を模した像で、「今日」は像の背後の山上にあり、「昨日」は像の前にあるのだ。

9.サレハルド、ヤマロ・ネネツ自治管区

パヴェル・クズミチェフ

 北極圏線上に位置する、世界で唯一の都市である。ゴルノクニャゼフスクの民族テーマパーク、マンモスのミーチャの像などの見所が多く、地方遊牧民の文化にも触れられる。春には、トナカイ飼育舎の祭りも盛大に行われる。

10.国立ロシア北極公園

スラヴァ・ステパノフ

 ロシア北極公園は、北極海のノーヴァヤ・ゼムリャー列島とフランツ・ヨーゼフ諸島にまたがる。アクセスは困難だが、氷河、チャンプ島の球状石、鳥類の集団営巣地、シロクマやセイウチなど、その驚異的な大自然を目にすれば、一生の思い出になるだろう。

 注意しなければならないのは、外国人が北極圏の一部の地域を訪れるには専用の許可申請が必要となる(ロシア人でも許可が必要な場合も)ということだ。手続きは、ゴスウスルーギ(国家サービス)のサイト上、もしくは現地のFSB国境管理局で行う。